私にとって鞘師里保は、やっぱりアイドルだったという話
ライブを見終わった後のテンションそのままに書いてます。
いつも多少は、読み手のことを意識して書くけど今回は完全に自己満の文章です。
でもきっと、もしかしたら共感してくれる人はいるんじゃないかなと思う。
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おかえりなさい!!
— ハッジ (@hodge0525) 2021年8月9日
帰ってきてくれてありがとう!!
本当に最高だった。またいろんな鞘師里保の姿を見れることが幸せです。
本当にありがとう‼️#鞘師里保#DAYBREAK
とにかく最高だった...
必死こいて画面に集中してたため疲れ切っている自分の体に鞭を打って、この記事を書いてます。今のテンションじゃないと書けないと思ったので...
ただの自己満ブログでしかないけど、なんか、いまの自分の気持ちとか、ライブを見て感じたことを書きたくなった。
ライブの中身とか曲の話ではなくて、「鞘師里保」という存在が自分にとってどういう存在であるかという話。
今日のライブや今までのドラマなどでの活動、そしてEPなどを見ても、彼女の存在を"アイドル"と形容する人はあまりいないと思う。元モーニング娘。か、元アイドルっていう肩書を持った、女優か、アーティストか、そんな風に表現する人が多数だろう。自分も、鞘師を知らない人に説明するなら今の彼女のことをアイドルとは呼ばない。
でも私にとって鞘師里保がどういう存在かって聞かれたら、やっぱり"アイドル"だなって今日のライブを見てとても思った。これは自分のアイドルに対する見方とか、推し方が変わらなければ、一生このままだと思う。
振り返ってみると、鞘師がインスタを開設してから1年以上の時間が経っていて、その間にとてつもない量の言葉を、様々な媒体を通して私たちに伝えてくれている。
インスタライブ、FC、Siri会、(む)、ラジオ、多くの記事やインタビュー、EPについてるDVD、今日のMCや映像。そして何より、曲として、歌詞として、パフォーマンスとして。
(これは私個人が勝手に感じたことだけど)それらの言葉から伝わってくるのは、その言葉のままの意味以上に、彼女の人間性だと思う。どういうことを感じながら日常を生きて、それがどのように感情としてアウトプットされているのか。
勝手な思い込みかも知れないし、もちろん鞘師のすべてをわかっているわけではないけど、間違いなく"鞘師里保"という人間像が私の心の中に存在していて。その人間像が、復帰後の鞘師の言葉からは滲み出ていると、そう感じる。
とにかく不器用。自分のことを愛したいのに、ちょっと自分のダメなところを見つけてしまうとそこばかり目が行って自分を責める。目の前のことにやる気が起きず、頑張れない自分を責める。すごく考え込んでしまう性格で、どうしても悲観的になってしまうことが多い。いつも明るくて真っすぐに突き進む人を見て、「自分もああいう風に生きられたらな」とか自分と比べてしまう。
でもちょっと大人になって、いろんなことを経験して視野が広がって、分かったことはそんなに自分を縛り付けて責めなくていいということ。もともと人より頑張るほうだから、多少手を抜いたって自分を責めることはない。それよりも自分を責めてしまって、その結果受けるダメージの方がよっぽど辛い。自分が思ってるより頑張らなくても、意外と何とかなったりする。自分が「楽しい!」とか「これがしたい!」ってことを素直に頑張るためのエネルギーを取っておくために、余計なところで気を張って無駄なエネルギーを消費することはない。
この青字で書いたところは、最近私自身が自分の人生とか生き方について感じていること。ただの自分語りにはなってしまうけど、ここ1年半くらいで身の回りの環境が大きく変わって、自分自身のことについてよく考えて知ることができた。
その中で感じたことを、同世代を生きる鞘師の言葉と、どうしても重ねてしまう。
自分がこの1年半で感じたことと同じようなことを、鞘師は卒業してからの5年間で感じていたのかな、とか。そんなことはないのかもしれないけれど、どうしてもそういう風に考えてしまう。(あくまで私個人の場合は)
そしてこういう自分と重ね合わせる行為が、私のアイドルの推し方なんだなと思う。
だから鞘師里保は、わたしのとってやっぱりアイドルだった。
アイドルが好きな人の楽しみ方って、本当に人それぞれだと思う。歌が好き。ダンスが好き。顔が好き。面白い。自分の憧れ。ガチ恋。推す理由は人それぞれだけど、私の場合はそれが「自己投影」とか「共感性」であると思う。
ハロメンは全員好きだし、ハロプロっていう集団自体が好きっていうのはあるけれど、個人単位で好きなメンバーってやっぱりどこか葛藤を持っていて、不器用なところがあって、常に自分と向き合って努力している人が多い。少なくともそういう一面を言葉なり映像なりで見れたときにグッと来るものがある。
もっと言えばハロメンだけじゃなくて、例えばスポーツ選手とか見るときの私も同じだと思う。ドキュメンタリーとかめっちゃ好きだし、その人がどういう感情を背景にもってそこに臨んでるかっていうのはすごく興味がある。
話が少しそれたので戻すと、
今後の鞘師里保はきっとアーティストとして、女優としてどんどん羽ばたいていくだろう。でもきっと、彼女はこの不器用さを持ったまま私たちの前で輝き続けてくれると思う。
そうである限り、私にとって鞘師里保は自己投影させてくれる、共感させてくれる偶像であり、アイドルであり続ける。そして自己投影した先の人がこんなに輝いているのだから、自分ももっといろんな人から認められ、輝くことができる。そんな風に思わせてくれると、今日のライブを見て思った。
戻ってきてくれて、本当にありがとう。
これからももっと、夢を見させてください。
【速報版】ハロヲタになる過程についての調査結果
先日このようなツイートをさせていただきました。
【ハロヲタ拡散希望】
— ハッジ (@hodge0525) 2021年6月19日
アンケートの回答を募集しております!
自分の研究を行うにあたって、練習として行っております。回答時間は3~5分ですので、お時間のあるハロヲタの方はご協力いただけると大変うれしいです!
以下のURLからよろしくお願いいたします🙇♂️https://t.co/HVmWePUxN8#ハロプロ
本当に有難いことに、皆さんのご協力のおかげで多くの回答を集められることができました。
今回の記事はその結果の【速報版】となります。とはいっても、8割はこちらの記事で結果をお伝えすることができると思います。回答に自由記述の部分が多く、その点でまだデータの処理が終わっていないところがありますので、そちらだけはまた後日記事にできればと思います。
そしてできるだけわかりやすい言葉で、わかりやすい図表でデータを示していけるように頑張ります。もしわからないところなどあれば遠慮なくTwitter等でご指摘いただきたいです。またもしこういった定量的調査に明るい方がいらっしゃれば、色々と不十分だと感じる点があるかもしれません。そちらも教えていただけたら嬉しいです。
また、始めにお知らせさせていただきますが、今回書かせていただく結果はあくまで本調査内での結果です。これがハロヲタの特性を捉えられているという確証は一切ございませんのでご了承ください。書かれている考察に関しても、私の勝手な考えとなっていますので、あまり鵜吞みにしない程度に読んでいただければと思います。
- 調査の目的
- 回答者の属性
- ハロプロに初めて興味を持った時期
- ハロヲタだと認識し始めた時期
- ヲタクがハロプロに対して持つ、心理的な結びつき
- 最後の自由記述欄にいただいたコメントなど
- まとめ・今後について
調査の目的
(アンケートの結果だけ見たいという方は飛ばしていただいて大丈夫です)
私事なのですが、現在大学院で研究を行っておりまして、今回の調査はその本調査のための練習として行わせていただきました。
とはいっても、その研究はハロプロは全く関係ない別のエンタメコンテンツを題材にして行う予定です。「こういう聞き方をしたら、どのような形で回答してもらえるのか」「この質問形式で、分析は大変にならないか」といったところを知りたかったのですが、どうせやるなら好きなハロプロを題材にしてやれば楽しみながらできると思い、冒頭のツイートに繋がりました。
ですので、この調査は半分趣味として行っており、学術的意義はほとんどないものとなっております。ただ、私の練習になるということと、ハロヲタ的には何か面白い結果が出るのではないかという気持ちから行いました。
私の趣味に多くの方々が付き合っていただいて、大変ありがたい限りです。
研究室でも忙しいフリしてるのに、家に帰ったら全く本来のテーマと関係ないものを扱っているということを先生が知ったら、青ざめられると思います。
こんな感じなので、ゆっくりまったり1か月ぐらいかけてデータの分析できればいいかなと思っていましたが、いったん始めると本当に楽しくて手が止まりませんでした。それでこの公開の速さとなっております。
また、実際のアンケートですが以下のURLからすべての項目を見れるようにしてあります。本記事を読み進める際に、実際のアンケートを見返したいという方は是非ご覧ください。
回答者の属性
まず初めに、今回のアンケートですが合計246名の方々に回答をしていただきました!
正直、まさかこんなに多くのサンプルを得られると思っていなくて。多くて100くらい行けばいいかなと思っていたのですが、ハロヲタの皆さんの優しさに助けられました。
そしてここで一つ注意点が。回答者の属性についてですが、これは決してハロヲタ全体の分布を表すものではないので、その点はご注意ください。調査全体を通しても、Twitterというツールを使って回答を集めている以上、「ほとんどTwitter利用者からのみ回答を得る」という点で偏りが出てしまいます。途中でも記載していきますが、その点をご理解されながらすべての項目を読んでいっていただければと思います。
回答者の年齢と性別は、図1,2のようになっています。3/4以上が20歳代以下で、2/3以上が女性でした。
性別ごとの年齢分布を示したのが図3です。
全体で見ても20歳代以下がかなり多かったのですが、女性だけに絞ってみるとより顕著に出ます。逆に男性は平均年齢が女性と比べると高く、30歳代以上で4割以上を占めています。
「ハロプロの現場はおじさんと若い女性しかいない」みたいなことがよく言われているのを目にしますが、このデータからも近いことは言えるかもしれません。
先ほども言ったように、このアンケートはTwitterでしか回答を募集しませんでした。私のフォロワーさんたちや、RTしていただいた方々の特性から考えて、特に高い年齢層の回答者が抜けていると仮定するならば、この結果は非常に、俗に言われているハロヲタの分布に当てはまるものになります。
もし、このアンケートをコンサート会場で取ったら全体的に平均年齢が高くなると思います。ただしその中でも男性の平均年齢のほうが、より顕著に高くなるんじゃないかと、この結果からは予想できますね。
※なお本記事の中で様々な結果を図表で表しますが、年齢や性別でグループ分けをして特徴を比較していることがあります。その際に、極端に他に比べてサンプル数が少ないグループは、図表を見やすくするために省略していることがあります。その点、ご理解いただければと思います。
ハロプロに初めて興味を持った時期
何をきっかけにハロプロに興味持ったの?
ここからアンケートの本質の部分に入っていきます。
最初にした質問は、
「自分がハロプロに初めて興味を持った時期を教えてください。」
というものでした。これに対しては、「○○年ごろ」という形で回答してもらい、大体どのような時期にハロヲタが増えているのか、そしてどのくらいの年齢でハロプロに興味を持つ人が多いのかということを知りたいと思いこの質問を聞きました。
図4は、それぞれの年にハロプロに初めて興味を持った人数を示しています。正直、こんなに綺麗な山ができると思ってませんでした。
明らかに、黄金期・娘。9期加入直後・17年以降に山ができています。これらの時期にハロヲタが増えたということです。
今回のアンケートの回答者には若い人が多いため、黄金期からずっと応援している人の回答は自然と少ないです。なので、ハロヲタ全体でのアンケートをもし取れれば、最初の山はもっと大きいものになるとは思います。ただし、これだけはっきりと山ができていれば、ハロヲタ全体の結果としてみてもそこに山があるのは明らかかと思います。
アンケートの次の質問には
「ハロプロに興味を持ったきっかけはどんな体験であったか、教えてください。」
というものを置きました。皆さん詳細に書いてくださり、大変ありがたいものでした。ただ、自由記述のためデータ処理に時間がかかりまだ結果として出せる状態ではないです。いつかの【完全版】で結果を書きたいと思います。
回答を読んでいた肌感覚で多かった体験以下の通りです。また、矢印の先はそれぞれが当てはまると思われる山です。
・黄金期にテレビで見て
⇒最初の山
・イナズマイレブンから
⇒2つ目の山
・テレビで特集されていたのを見た
・松岡茉優さんから
⇒3つ目の山
また、2011年以降ぐらいからは全体的にYouTubeの力が大きそうです。これらの結果からなんとなくわかるのは、なんだかんだテレビの力は大きいということと、YouTubeにいくらでもあるハロステ等の動画は大事ということかなと思います。
何歳ぐらいにハロプロを好きになるの?20代でハマる人は多い?
図5は、年齢から逆算した、ハロプロに興味を持った時期にその回答者が何歳であったか、その人数を示した図です。
自分は中学生の時にハロプロを好きになったんですが、実際皆さんはどれくらいの時期からハロプロ好きになったんだろうかということが気になり、この結果を出しました。
ちょっと前に「スッキリ!」とかでも20代女子に今ハロプロがアツい!みたいなこと言ってたから、実際社会人になってからハマる人どれくらいいるのかなと思ったのですが、ほとんどが学生時代に興味を持ち始めていました。高校生・大学生の時に興味を持つ人が一番多いです。
自分が思ってた面白そうな結果は出なかったな、と思っていたのですが次のようにデータを処理するとめちゃくちゃ面白い結果になっていました。
まず「初めて興味を持った時期」で回答者を5つのグループに分けました。(図6)
A⇒1997年~2004年
B⇒2005年~2010年
C⇒2011年~2014年
D⇒2015年~2019年
E⇒2020年~
そして、このA~Eのそれぞれの時代で、どの年代のファンが増えたかを比べました。つまり、黄金期は子供や学生など若い年代のファンが増えたけど、近年のハロプロは大人のファンが増えている、みたいな結果が出ないかなと思ってこういうことをしました。
その結果が、下の図7です。
凄くないですかコレ?こんなに綺麗なグラデーションになるとは思ってませんでした。
簡単にこのグラフを解説しますと、例えば、
Aの時代('97~'04)にファンになった人の9割は当時10代だった。
でもEの時代('20~)にファンになった人で10代だったのは4割だけで、6割近くは20代だった。
ということです。
時を経るにつれて、見事に年齢層が高くなっています。20代女子に今ハロプロがアツい!のは本当でした。綺麗な結果過ぎて、これ以上語ることもないくらいです。まとめると、最近ハロプロにハマる人は、以前よりも20代の人が多いということです。
ただし注意しなければいけないのは、再三出ていますがTwitterでしか回答を募集していないので、全体の年齢層がかなり若くなっていると思われるということです。
なので例えば、A,Bの時代に興味を持った当時30代の方ももちろんたくさんいると思うんです。その方は現在50代ということになりますが、50代からの回答はそもそもほとんどありませんので、そのような層の方々はこの結果に反映されていません。今回の結果では、A,Bの時代に興味を持った人の9割が10代でしたが、実際にはもっと低い数字となると思います。
ただそれでも、C,D,Eの時代に関してはそこそこの妥当性があるんではないかと思っています。そこだけ見ても、ハロプロにきょみを持ち始める人の年齢が高くなっているということは言えるんじゃないでしょうか。
女性のほうが、若い時からハロプロを見てる?
この「ハロプロに興味を持った時期」で、もう一つだけ面白い結果が出たのでご紹介します。
図8は、性別によってハロプロに興味を持ち始める年齢は違うのか?ということを示した図です。
女性のほうが、10代でハロプロを好きになる方が多いようですね。ただしこの中には「小さいころ、皆モーニング娘。が好きだったから私も好きだった」という、おそらく20代女子あるある的な要素も強いと思います。
実際、「始めてハロプロの興味を持った体験」としてそのような話を書いてくださった方は多く、その結果がこの図8かも知れません。
(ここからまた小難しい話になるので、次の章に読み飛ばしていただいても大丈夫です。)
ここまで「ハロプロに興味を持った時期」についてアンケートの様々な結果を書いてきましたが、一つ大きなミスというか、欠陥がありました。
それは、質問作成時に出戻りを考慮していなかったことです。(出戻りとは、好きだったけれど一度離れた時期があって、再度ファンに戻ってきた人のこと)
実際に、興味を持った時期に対して2つの離れた年代を上げてくださった方も多くいらっしゃいました。また、「興味を持つ」という言葉が曖昧だったこともあり、上述した「小さいころモーニング娘。が好きで、成長してからまたハマった」系の方々の取り扱いにも困りました。
結論としては、書いてもらった複数の時期から、より昔の時期をその人の「ハロプロに興味を持った時期」として取り扱うことにしました。「小さいころモーニング娘。が好きで、成長してからまたハマった」系の方々は、すべて黄金期に初めて興味を持ったという扱いになっています。
できる限りで戻りを考慮した分析を行えないものかと考えていますが、厳しいかもしれません。もしできれば、【完全版】の際に書きたいと思います。
ハロヲタだと認識し始めた時期
いつ自分のことをハロヲタだと思った?
次ににした質問は、
「自分をハロヲタだ、ハロプロのファンだと認識し始めた時期を教えてください。(ご自身のおおよその感覚で大丈夫です)」
というものでした。これに対しても、「○○年ごろ」という形で回答してもらいました。この質問の意図としては、興味を持った時期と比べて何年後かを見ることで、興味を持ち始めてからどれくらいのスピードでハロヲタに変貌するかを見てみたかったのです。
そしてそのきっかけとなる体験がどんなものであったのかを次の質問でも聞きました。
できるだけ回答を制限したくないという思いから、なるべく自由に回答してもらおうとこのような質問文になりました。ですがその結果、かなりあいまいな質問になってしまい回答者によって結構捉え方が変わってしまっていそうです。(先ほど言ったで戻りも考慮していませんし)
こういった部分は、やはりアンケートなどでの回答ではなくてインタビューなど質的に調査を行わなければいけないのだなと思いました。本調査ではしっかりこの反省を生かしていきたいと思います。(急に真面目)
なのでデータ自体はあまりいいデータではないので、参考程度に見ていただけたら。
図9がいつごろハロヲタと認識しているかを示した図で、 図10は興味を持った時期との比較です。
当然ですが、図10でいうと赤い山の少し後に青い山が来ているのが分かります。
そして先ほど言った、興味を持ってからヲタクに変貌するまでにかかる年数ですが、245人中85人が0年、74人は1年しかかかっておらず、6割以上の人は興味を持ってから2年未満でヲタクへと変貌するそうです。まあでも確かに、情報などネットにいくらでも埋まっている時代ですから1年もあればヲタクになってしまいそうですね。
そして先ほどの興味を持った時期と同様、当時の年齢はどれくらいだったかも検討しました。
図12は興味を持った年齢と比較していますが、ハロヲタだと認識した年齢の方が若干高くなっています。特に差が特徴的に出ているなと思うのが、大学生や社会人になったタイミング。やはり金銭的にも、時間の拘束といった意味でも自由度が高まるタイミングで、コンサートに行き始めたり、FCに入ったりとしていく中で自分がハロヲタだと認識していくのでしょうか。
そのあとは、
「自分のハロヲタ度を大きく深めるきっかけとなった体験について、「時期」と「体験の内容」を記入してください。」
という質問を置きました。
こちらも自由回答で多くの方々が詳細に答えてくださったのですが、こちらも現段階では形として結果には残せていません...
このあたりの自由記述が、もしかしたら皆さん一番興味のあるところかもしれませんがもう少し時間をください...
ヲタクがハロプロに対して持つ、心理的な結びつき
心理的な結びつきとは?
続いてのアンケートの質問は、ハロプロ全体についての以下の質問に「とてもそう思う」~「まったくそう思わない」の5段階の中から当てはまるものを選んでもらいました。
「私にとってハロプロは、自分の一部のようなものだ」
「ハロプロのことを考えると、ちょっと幸せな気持ちになる。」
「ハロプロがお気に入りだということを、誇らしく感じる。」
※以下、それぞれは「自分の一部」「ちょっと幸せ」「誇らしく感じる」と略す場合があります。
こちらの質問、どんなことを聞いているかというと、
いかにその回答者自身が、ハロプロというブランドに心理的な結びつきを持っているか
です。より多く、「とてもそう思う」を5点、「まったくそう思わない」を1点としたときに、合計スコアが高ければ高い人ほど、ハロプロへの心理的結びつきが強いということになります。
この「心理的な結びつき」が強い人というのをもっと具体的に言うと、
「自分について表すときに、ハロプロという存在なしでは語れない」
「ハロプロの成功や、ハロプロへの賞賛が、まるで自分のことのように嬉しい」
「ハロプロという存在が、自己定義をする上で重要である」
これらのようなものが当てはまる人ほど、ハロプロへの心理的な結びつきが強いということになります。
これらの質問文や、心理的な結びつきについての説明は自分が現在大学院で研究している分野から持ってきています。なのでこの説明に関しても、ある程度は学術的な正しさを保証できると思います。あくまでも「ある程度は」ですが。
この質問分ですが、もともと一般のブランドとの結びつきについて聞く際の質問として使われているものでした。しかし私はこれを初めて見た時に、ハロプロに限らず、まさにヲタク度のような概念について聞いている質問だなと強く感じました。なので、これはエンタメ産業のファンに対して使っていくべきだろうと思い、このようなアンケートとなっております。
今回のアンケートでは、上記にあるようにハロプロ全体についてと、思い入れのあるメンバーとグループについて、それぞれの心理的結びつきを聞いています。以下では、それぞれのスコアを「ハロプロスコア」、「メンバースコア」、「グループスコア」と表記したいと思います。
なお、一応言及しておきますが、このスコアの高さは何かの優劣を決めるものでは全くありません。このスコアが高い人のほうがハロプロに貢献しているとか、ヲタクとして優秀だとか、もっと直接的な表現をすると、お金を落としているとか、そういったことでは全くございません。その点はご留意いただきたいと思います。
あくまで、その回答者個人の中でハロプロがどういった存在であるかを表しています。このスコアの高さが、ハロプロやアップフロントの利益にどれくらい繋がるかということは今回の調査からは全く分かりません。
FC加入の有無や、コンサートへのに行く頻度、グッズ消費額などを質問項目として入れていたらそのようなことも分かったかもしれませんが、今回は外しています。
各スコアの単純比較
まずはそれぞれのスコアについて、回答者全員の平均値を出して比較したいと思います。(表1、図13)
それぞれのスコアについて全体の平均値を比較したときに、そこまで大きな差はないです。なのでそこについてあまり語ることはありません。
ただし注目しなければいけないのは、それぞれ「4.65」「4.47」「4.62」という平均値です。これ、シンプルにめちゃくちゃ高いです。
この質問文を使った調査の結果はいくつか見たことありますが、平均値は高くても3点台後半くらいです。それがすべて4点台中盤...。しかも246人というそれなりの大人数にとったアンケートにもかかわらずです。
これがハロヲタだからなのか、そもそもヲタクという生物に限ってはどんなジャンルでも起こる現象なのか、非常に興味あります。それを明らかにするためには、ほかの分野のヲタクにもアンケートを行わなければいけません。ハロプロと比べるならば、なるべくアイドルヲタクから比べた方がいいかなとは思います。
もし、他界隈でもこのアンケート実施して比べたい!と思う方で、実際にアンケートをTwitter等使って集められそうという方がいれば、ぜひご連絡ください。笑
これを書いていて思ったことなんですが、このスコアが高いヲタクたちに対して商品タイアップとかってめちゃくちゃ効きそうですよね。(根拠はありません)歯磨き粉とか、野菜ジュースとか、ワイヤレスイヤホンとか。まるで自分のことのように感じている存在(=ハロプロ)が商品をお勧めしてくるわけですから、そりゃ買いますよって話です。
続いては、それぞれのスコアについてもうちょっと詳しく見ます。(図14~16)
これらを見てまず一つ言えることは、「自分の一部」と感じている人は他と比べて比較的少ないということです。それでも4点を超えているので十分高いですが。
特にメンバーに対しては「自分の一部」と感じることが少ないのかもしれませんね。私が個別の回答を見ていた雑感としては、1とか2を付けるケースはほかの質問ではほとんどないのに、「メンバー」に対して「自分の一部」と感じるかどうかのところだけ、1や2をつける人がいました。
推測できるのは、ハロプロやグループ全体となると、それを応援してる人たち全員を含めて一体感を感じることがありますよね。例えば、Team℃-uteとか、こぶし組、とか。そういう観点で、グループは自分の一部だと考えやすいと思うんですよ。
だけど推しメンとなると、例えば自分が持っていない部分をこの人は持ってるからだとか、こういう人に憧れるという観点で推しメンが決まったりするじゃないですか。そういう場合って、やっぱり自分の一部とは感じずらいのかなと、勝手に思ってました。
どんな人が結びつきを強く感じているの?若い人のほうが高い?
ではどんな人が、より結びつきを感じている傾向にあるのか見ていきます。
図17~19は、性別によるそれぞれのスコアの差を表しています。
メンバースコアに関しては、性別による差は全くないと言っていいと思います。
ただし、ハロプロ全体とグループに関しては女性のほうが高い傾向にあるということがいえると考えていいでしょう。特にハロプロ全体の方が顕著に出ているという形です。
図20~22は年齢ごとのスコアをそれぞれ表しました。
こちらは全体として言えることは、若い人の方がより心理的な結びつきを感じているということです。特に10代以下に関しては、どのグループも圧倒的に高い数値を示しています。
これらから、女性と若い人にスコアが高い傾向があるということは言えると思います。その理由として考えられるのは、、、、、わかりません。(笑)
いやー、なんででしょうね。正直、そんなに違いは出ないだろうと思って分析していたんですが、思ったよりも出てしまいました。理由を何か思いつく人がいれば教えてほしいです。
ただ一つ注意したいのは、これを見ても一概に、女性のほうがスコアが高い、若い人の方がスコアが高いとは言えないということです。
というのも図3で示したように、基本的には年齢が上がっていくごとに男性の割合が多くなる回答者の分布になっています。なので、この性別と年齢によるBRSの比較は一概にこの理由でどっちが高くなっているとは言えないと思います。
分布的には、女性のほうが高ければ女性が多い若い世代のほうが高くなる傾向になるし、逆もしかりです。例えば10歳代のグループでいうと、女性29人に対して男性は4人しかいません。なので、10代の数値が高かったとしても、それは単に女性が多いから高かったとも言えます。
もちろん、性別と年齢、どちらもがスコアの高さを決める要因になっている可能性はありますが、絶対にそう、とも言えないということです。
推しメンとの結びつきを最も感じてるのは誰推しのヲタク?
続いては、メンバーごとにその人を挙げた回答者のメンバースコアを比べてみました。「思い入れのあるメンバーを教えてください」という形でメンバー名を聞いたので、正確には「推しメン」ではないかもしれませんが、便宜上ここでは推しメンとさせていただきます。
また、回答してもらったメンバー全員分をやってしまうと膨大な量になるので、一定数の回答が得られたメンバーのみを図表には記しています。
図23を見ていただければわかる通り、最も推しに対して心理的な結びつきを感じているのはフクちゃんヲタでした。続いて僅差でももちヲタ。
逆に最も低かったのはどぅーヲタ。続いて鞘師ヲタと、えりぽんヲタ。
そして、より詳細に各個人についてみていったのが次の表2になります。
※以下にそれぞれのメンバーについて、これが高いとかあれが低いとか書きますが、あくまで定量的な調査の結果です。しかも信頼性や妥当性もあるかどうかわからないデータです。あくまで傾向について書いているので、個人の趣向に一切触れるわけではないことをご理解いただきたいです。
まず特徴的なのはあいぼん(加護亜依)。「ちょっと幸せ」と「誇らしく感じる」がこのメンバーの中で最も低いです。やっぱりスキャンダルとかが多かった過去が影響しているのかなとは思います。
そして個人的に意外だったのはどぅー。「ちょっと幸せ」が他と比べても割と低いです。なんかどぅーヲタの人って、結構どぅーのことめっちゃ好きな人が多い気がするんですよね。なのでこの結果は意外だった。
そして今回最も特徴的だったのはタケちゃん。「自分の一部」はこの中で最も低いのに、他の2つに関してはフルスコアを叩き出してます。タケヲタの人は、彼女を自分の一部とはそこまで感じないけど、タケちゃんのこと考えてたらめちゃくちゃ幸せだし、推しであることをとても誇らしく感じている、ということになります。
まあただ、全体として言えるのはメンバーそれぞれのサンプル数が多くはない上に、スコアがかなり高い方に偏っていることから信頼性や妥当性はそこまでないと思っておいてください。なんか読み物として、こんな視点もあるんだな~と思ってもらえればいいかなと思います。
グループとの結びつきを最も感じてるのはどのグループのヲタク?
先ほどはメンバー別でみていきましたが、今度はグループ別で、同じことをやっていきたいと思います。
これも、「思い入れのあるグループを教えてください」という聞き方でしたが、便宜上選んでくれたグループのヲタクに人と表現します。例えば、モーニング娘。を選んだ人たちのグループを娘。ヲタと表記していきます。
図24にグループごとのスコアを表しました。
最もそれぞれのグループと心理的な結びつきを強く感じていたのはビヨヲタ。次いでベリヲタでした。
逆に感じていなかったのは順にBuono!ヲタ、Team℃-ute、スマヲタでした。
そしてこちらも、より詳細に見ていったのが下の表3です。
※先ほどのメンバーの項と同じく、あくまで傾向について書いております。個人の趣向に一切触れるわけではないことをご理解いただきたいです。
この中で面白いなと思ったのが℃-uteとBouno!。「自分の一部」の点数がどちらも低いです。ハロヲタ的にも世間的にも、この2組はパフォーマンスが特に評価されている感はあると思います。なのでヲタクにとっても憧憬的な存在であり、このような結果が出ているのかなと思いました。
ただ一方で、Buono!の「誇らしく感じる」が低かったのは若干意外でした。「ハロプロ自慢のBuono!」みたいなイメージがあるので、ここが低いのは意外です。
あとスマイレージの「ちょっと幸せ」が低いのはなんか切ない気もします。ここにあえてスマイレージと書く方は、おそらく4スマのことを指されているんじゃないかと思いますが、やはりもっと見たかったという気持ちでしょうか。
ここでも一つ注意しておきたいことがあります。思い入れのあるグループの回答としていただいた中で、回答数が多かったグループがモーニング娘。、アンジュルム、Juice=Juiceでした。この3つのグループに絞ってみてみると、どのグループも全体の平均値にかなり近いことが分かります。
このことからも、回答数が多くなるほどどのグループも同じような値に収束する可能性は否定できません。(メンバーに関しても同様です。)
やはりこの、思い入れのあるメンバーとグループに関してはそれぞれのサンプル数があまり多くないことから、そこまで信頼のおけるデータとは言えないと思います。まあ結果として、今回はこんな感じだったよということが伝わればいいかなと思います。
最後の自由記述欄にいただいたコメントなど
具体的な調査の内容に関しては、以上になります。アンケートの最後に、自由にコメントや感想を書いていただける欄を用意したところ、ありがたいことにたくさんの方からコメントをいただくことができました。
まず最も多かったのは、「答えるために過去を振り返ることができて楽しかった」という感想でいた。私の方で全く意図していたわけではありませんが、なんだかとても嬉しかったです。実際、ハロプロに限らず何かにハマった時の経緯を人に話したりする時って楽しいですよね。私はそれに加えてそれを聞くのも大好きなので、皆さんの回答を読んでいて、私もとても楽しかったです。
次に多かったのが、「思い入れのあるメンバーやグループを、一人に絞るのが大変だった」といったコメントでした。これはそうですよね...。
私のアンケートを作る際に迷いました。複数書けるようにするか。でも仮に3人メンバーの名前を書けるようにすると、心理的な結びつきを測る質問をそれぞれについて聞かなければならないので回答量が3倍になってしまいます。今回はそれよりも、多くの方に回答してもらうことを重視したので、このようなアンケートになりました。もし確実に、サンプル数を集められるという状況の中でアンケートを行えるとしたら、複数のメンバーやグループを書けるようにしたいです。
そして他には、たくさんの方々から「ハロヲタについてこんなことも知りたい!」というご意見をいただけたので箇条書きですがご紹介します。
・ハロプロのテレビ露出の少なさについてどう思うか。
・どれくらいの人が、出戻りを経験してるか。
・何年前からハロヲタでいたかったと思うか。
・どの順番で、ハロプロのグループを好きになっていったか。
・好きな曲や歌詞は何か。
などなど・・・
どれも非常に興味深い内容でしたし、私の実際の研究にも活かせそうなものもあるので参考にさせていただきたいと思います。
まとめ・今後について
ここまで読んでいただきありがとうございました。
繰り返しにはなってしまいますが、今回書いたのはあくまでこのアンケートでの結果です。ハロヲタ全体の傾向が反映できているものではないし、そもそもが信頼性や妥当性がどこまで保証できるものなのかわかりません。考察についても、私一個人の考えです。あまりに鵜呑みにされないよう、お願いします。
また回答や拡散にご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
結果自体も非常に面白かったですし、その前に単純に回答を読ませていただいて面白かったです。ハロプロへ続く道はたくさんあるなと思いました。自由記述の回答も読んでいて面白かったので、これをなるべく早く共有できるよう頑張って【完全版】の結果をお届けしたいと思います。
アンケートの中でも書かせていただいたように、今後はインタビュー調査を可能であればしたいと思っております。特にハロヲタになっていくその具体的な過程であったり、その際の心理的な動きであったりというのは、定量的な調査では限界があります。なのでインタビューにて、そこをもっと具体的に詰めていける機会があればいいかなと思います。
多くの方に、インタビュー調査に協力しても良いというご回答をいただいているので、実際に行わせていただく際は、どうぞよろしくお願いいたします。今のところですが、3~10人にインタビューできればいいかなと思っています。様々な属性をお持ちの方々にお話を伺いたいです。またご協力をお願いしたいときに、ご連絡させていただきます。
この記事はこれで終わりになります。ほとんど趣味の内容で、自己満の部分も大きかったですが、少なくとも自分の中では大変満足です。(笑)
またしっかり、自由記述の回答をまとめて【完全版】にしたいと思います。
ハロヲタがハロヲタに向けて紹介する Wake Up, Girls! というアイドル
この記事ずっと書きたかったんです。
というのも私、「ハロプロ以外で一番好きなアイドルは?」と聞かれたら真っ先にこの7人組の名前を上げます。
「Wake Up, Girls!」。通称「WUG」または「WUGちゃん」。
アイドル追っていた方だったらちらっと名前を聞いたことある人もいるんじゃないかなと思いますが、実はこのグループ、2019年の3月に解散しています。
それを何で今さら紹介するのかということですが、まあいいじゃないですか。書きたいんですよ。語りたいんですよ。
そしてハロヲタが紹介するのだから、せっかくならハロプロでの例えバンバン出して書いていきたいと思います。
なのでハロヲタにはよりわかってもらえる内容になるような、気がしてます。
今回も先に言っておきますが、すべて私のひとりごとみたいなものです。超個人的な思いや、感想でしかないので、悪しからず。
そして、すごく長くなってしましました。(合計2万3千字越え)全部読むのはめちゃ長いと思うので、後半のメンバー紹介のところはホントに暇でやることない方だけ読んでください。文章もとっ散らかってますし。ていうか正直、この下で紹介する期間限定公開のYouTubeさえ見てくれたらなんでもいいです。
あと、ゴリゴリのワグナーさんで、もし読まれている方がいたらですけど、間違っている点とか解釈違いとかあったら教えてください。あと記事の内容の99%が超個人的な感想ですので、お気を悪くされないようお願いしますm(__)m
ハロヲタが紹介するWake Up, Girls!
アニメ作品とリンクしたアイドル
まずそもそもWUGってどんな人たち何だろうかっていうところですが、彼女たちは7人とも声優です。WUGとしての活動以外にもみんな個々で声優としてアニメに出演したり、ゲームに出演したりしています。
始まりは2012年から2013年にかけて行われた「avex×81produce Wake Up, Girls!AUDITION 第2回アニソン・ヴォーカルオーディション」というオーディション。
2014年に始まる「Wake Up, Girls!」というアニメの主演7人を決めるためのオーディションでした。
このアニメがもちろん全員のデビュー作であり、今後のWUGの活動全てに繋がるといっても過言ではない根幹です。
舞台は宮城県の仙台。東日本大震災を受けてのこともあり、東北が舞台です。
ストーリーはある種アイドルものの王道。弱小事務所が仙台を拠点にするロコドルを結成ずるぞ!ってなってオーディションを行います。
そのオーディションで6人の少女が集まるけど、事務所の社長が「絶対的なセンターがいないんだよな~」っていう展開。
そんなところに都合よく、全国区に活躍する人気アイドルグループを最近とある理由で脱退した女の子が公園で座って歌を歌っていました。それを見つけたマネージャーがその歌に惹かれて、スカウトするも・・・・・ってそんな感じの話です。
まあ興味ある人はWikiとかで詳しく見てくださいな。私が説明するよりよっぽどいいので。
作中のキャラと演者であるWUGちゃんたちは、ハイパーリンクといって現実がキャラ設定に活かされたりしています。
その一つが名前で、下の名前は全員同じ音になっています。なので下の名前をとった公式ニックネームが全員にあって、作中でも、現実でもそれが使われてるって感じですね。例えばセンターの島田真夢(しまだ まゆ)は吉岡茉祐(よしおか まゆ)さんが演じていて、ニックネームがまゆしぃです。*1
そして先ほどあらすじを紹介した物語は舞台としても本人たちが演じたものがあるのですが、その映像が6/19(土)23:59までYouTubeで公開されています!!
(正確に言うと、上で紹介した始まりの物語は「青葉の記録」という題名で舞台化されていて、今回YouTubeで公開されているのはその続編となる「青葉の軌跡」です。まあでも、補完はある程度されていると思うので初見でも楽しめるとは思います。)
このブログを読んでも読まなくても、WUGちゃんに興味がある人はぜひ見てほしい!Wake Up, Girls!っていう物語も、リアルに存在する役者/アイドルとしての7人も、どちら友の魅力を一気に味わえる作品なので!
ハロプロで言ったら、『眼鏡の男の子』を元にした2時間の舞台をBEYOOOOONDS本人たちが演じているようなもんです。ちょっと違うけど。でもきっと、初めての人にお勧めしたい作品になるでしょう?だからWUGちゃんのこの『青葉の記録』見てください。
魅力① 歌唱力
WUGの7人の何がすごいって、まあとにかく歌が上手いんです。私がハマった一番のきっかけといえるのもその歌唱力でした。
初めてWUGちゃんを目にしたのは映像付きのラジオ番組に、吉岡茉祐と青山吉能が出たときの映像でした。話の流れの中で急に「歌おう!」ってなって、パーソナリティの人が弾くアコギに合わせて二人が歌い始めるんです。
ハロヲタの感覚からすると、ラジオの中で急にメンバーが生歌を始めるってのも結構衝撃だったんですけど、その時に歌を披露した二人のハーモニーがめちゃくちゃ綺麗だった。ただ歌ったんじゃなくて、すっごい何気なく綺麗にハモったんですよ。まるでアカペラグループがその場で綺麗にハモったみたいな。リトグリが関ジャムでハモってるの見てすげーって思ったような、そんな気持ちでした。
でもラジオの内容はすごい面白いしめっちゃアイドルなんですよ。あとからいろいろ分かったけど、この二人が結成間もない時に大喧嘩したっていう神エピソードがおそらく(?)初披露された時で、そういう話ってヲタクがすごい喜ぶじゃないですか。きっと、ただの歌うまアーティストみたいな人がここで歌ってるのを聞いただけだったらこんなにハマってないんです。アイドルが、ラジオの中でさり気なく歌った歌がこのクォリティだったから、すごく魅力的に映ったしびっくりしました。
そしてこのツイート。この田中さんという方は数々のWUGちゃんの曲を手掛けている方なんですが、
アコギ1本による伴奏・イヤモニ無しの環境でハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウスケールのコーラスをハモりながら歌えてしまう女性声優7人による日本の声優ユニットとは一体…… #ヨルナイト #WUG_JP
— 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka) 2019年1月30日
このツイートは、さっき言ったのと同じ映像付きラジオ番組に、今度はWUGちゃん7人全員で出演したときのツイートです。同じようにアコギの伴奏に7人で歌うんですけど、まあ歌が上手い。もちろんまた何気なくハモるんですよ。
番組でも歌い終わった後に、「歌が上手い!」って感じで褒められるんですけど7人全員がキョトン顔。「そうなんですかぁ?」みたいな。
歌が上手いっていうのをグループあまり売りにしていない感じはあるけど、その中で本当にめちゃくちゃうまいからすごい。(語彙力なし)
ハロプロってやっぱり歌が上手いってのを売りにしてる感じあるじゃないですか。ほかのアイドルと相対的に並べて語られるときは特に。もちろん、ハロプロ以外にも歌が上手いアイドルがいるのは知っていたけど、そういう人たちってみんなそれを売りにするじゃない。歌うまアイドルです!!って感じで。それをしていないにも関わらずめちゃくちゃうまい人たちがいたから、ハロプロ文化に慣れすぎてた自分にとってはそれが衝撃的だったのかも。ハロメンでも、そこまで歌のイメージがない子の歌聞いたら、自分が思ってたよりも歌が上手くなってたメンバーとかいるじゃないですか。なんか、れらたんとか。そんな感じです。
そんでラジオで歌ってるだけでもこんなに上手いんだから、ライブでも当然上手いんですよ。というかラジオで急に振られても突然ハモれるのは、普段のライブからコーラスをガッツリ歌ってるからなんですよ。WUGちゃん見てると、なんでハロプロってライブだとコーラスパートは生歌じゃないんだろうってめっちゃ思う・・。
あとは、やっぱ声優さんなんでいわゆるアニメ声的な、萌え声的な声質のメンバーもいて。WUGちゃん知る前は自分ちょっと苦手だったんですよね、いわゆる萌え声が。WUGの中でいうと、山下七海ちゃんの声が最初すっごいアニメ声に聞こえてちょっと苦手ではあったんですけど、『オオカミとピアノ』っていうななみんのソロ曲*2を聞いて一瞬で考えが改まりました。シンプルに一人の歌手としての素晴らしい生まれ持った能力だなった考えに切り替わって、それからは普段の話し声でも全然気にならなくなって。まあこの『オオカミとピアノ』って本当にいい曲だし人気曲なので、ぜひ聞いてほしいんですけど。
なのでそういう感じで声優さんってあまり触れてこなかったなあって人でも、一回聞けば世界ががらりと変わる可能性はあるので、是非とも一回WUGちゃんたちの曲を聞いてみてください。
魅力② 人がいい
あのね、彼女たち7人とも全員もれなく人がいいんですよ。ここでいう人がいいとは、性格がいいとか、育ちがいいとか、そういう感じ。人間として出来上がってる。
とにかく全員優しい。ラジオとか番組とかでも絶対に誰かをディスったり、特定の人物像を悪く言ったり絶対しない。絶対に最後は肯定する方向にもっていくのが、本当に全員凄く魅力的だなと思う。
この人としての優しさが顕著に表れるのが7人で番組に出る時だと思ってて。
WUGの持ってるラジオ番組でも、他番組に出るときも基本的にはメンバー2~3人くらいで喋ることが多いんですよ。その時はどんな組み合わせでも安心して見られるし、面白い。それは普段からみんな優しくて、全員が全員とすごくいい関係性を築いているからできることだと思うんですよ。なかなかできることじゃないと思ってて、ハロプロでもやっぱりこの二人だとちょっとぎこちないなとか、あんま話盛り上がってないなっていうときあるじゃないですか。でもそれがWUGは全くない。
でも逆に、7人全員でフリートークとかになると、すっごい譲り合うの。みんな優しいから。だから番組的にはちょっと変な間があいたり、あとは誰もカメラの方に顔を向けてなかったりするんだけど、それがすっごいWUGらしくてすごく好きです。
たぶんそれが起こりえないのは、2期が全員いたころのアンジュルムとか、黄金期のモーニング娘。とか。(別にこの人たちの人が悪いってわけじゃないけど)アンジュでブラマヨの番組出たときとか、娘。のうたばんとかはまさにそうで、おそらく芸能人としてはそっちの方が正解だったりするんだと思う。いわゆる前へ前へ精神。
それが全くないのがWUGちゃんなんだけど、そんなところに人としての良さが滲み出てて。一人ひとりを人間として、本当に好きになるのはそういう部分だなあと思います。
魅力③ 感情が動かされる
言葉でうまく表すのはすごく難しいんですけど、とにかくWUGちゃんたちを見てると感情が揺れ動くんですよ。一言で表すとしたらやっぱり"エモい"だとは思うけど、完ぺきに当てはまってはいないような。。
これは特にステージ上での話だとは思うんだけど、歌ったり踊ったりしているときに、儚さだったり、切なさをものすごく感じることが多いんですよ。
これはやっぱりアニメから始まった物語が原点にあるからこその部分も大きいのかなと思っていて、結構グループがいつ崩れていってもおかしくないようなお話なんですよ。挫折の繰り返しで、メンバーが抜けちゃうかもしれない、とかそういう試練をいくつも乗り越えていくお話なので、なんか脆さみたいなものが常に隣りあわせな感じはするんですよね。それでグループの代表曲というか主要曲は作中の大事な場面で流れることが多いから、自然とその時の感情がメンバーのパフォーマンスに乗るんですよ。だから、その時のアニメの描写を完ぺきに思い出すとかではないんだけど、それでもメンバーたちの姿を見ていつも心がギュッとなる感じがして。それも彼女たちが発する大きな魅力だなと思います。
そういう意味でもやっぱり彼女たちの土台には声優という役者の職業があるのかもしれません。舞台上での彼女たちは常にアイドルを演じているという部分はあると思っていて、それが内なる切なさを醸し出させているのだと思います。
これはこの記事を書きながら思っていたんですけど、曲中の誰かを演じて歌うということに関して、ハロプロでは宮本佳林の右に出る者はいないと思うんですよ。誰かと同じ曲を歌っても、あれだけ曲中の人が、舞台上で"生きてる...!"って感じさせるアイドルっていないと思ってて。だって凄くないですか、『どうして僕らにはやる気がないのか』って曲。*3歌が上手いとかそんな話じゃなくて、うまく言葉では言い表せないけど、こんなステージングができる人は世界にもなかなかいないと思う。
でもそんな佳林ちゃんに近い部分がWUGの7人にもあると思います。それくらいステージ上での入り込みがすごい。7人全員が宮本佳林くらい引き込まれるステージングしてたら、そりゃすごいじゃないですか。まあ、佳林ちゃんはあまりにも凄すぎるので、若干ハードル上げすぎたような気はしますが、それでもすごいです。まあ、比べられるものじゃないですね。
あともう一つ、これは書くか迷ったことでもあるんですけど、Wake Up, Girls! がまとっている切なさは兼任発表以降のカントリー・ガールズと通ずるところがあります。(と、個人的に思っています)
みなさんご存じ、カントリー・ガールズ。2017年に桃子が卒業してから音沙汰もなさ過ぎて、嗣永桃子という存在はまさに神話のようになっていますけど。その桃子が育て上げた子たちが、まさにこれから5人だけの力で羽ばたいていく姿が見られると思っていたところにまさかの移籍・兼任発表。
カントリーって元々、嬉唄ちゃんの脱退から始まり、まなかんの突然の卒業もあり、メンバーにはどうしようもなかった逆風が幾度となく訪れてきてたんですよ。でもそれに強く立ち向かい続けていたにもかかわらず、桃子卒業以降は半壊と言っていいような状態。5人で活動することも年に数える程度でした。
それもあってか、これ以降のカントリーって常に「切なさ」が漂ってたと思うんですよ。いままでは明るい楽曲中心だったのに『傘をさす先輩』みたいな曲調が多くなってゆくし(名曲ですよ)、ライブの最後のMCでは必ずと言っていいほど誰か泣くじゃないですか。そんなグループあります?別に解散が決まっているわけでもないのに、ライブやるごとにメンバーが泣くっていうグループ。ライブの最後に『女の子の取り調べタイム』っていうめっちゃ明るい曲調の歌を歌っても、なんかめっちゃエモいし、切ない。舞ちゃん泣いてるし、みたいな。
やっぱり、カントリーのメンバーはずっと見えない敵と戦っているみたいな、そんな感覚はあったんじゃないかと推測してしまいます。事務所もいろんな判断があっての結果だと思うし、メンバーは感情をどこかにぶつけたくても、目の前の活動を頑張っていくしかない。そんな色々が重なって、私はずっとカントリー・ガールズに切なさを感じていました。
ちょっと話はそれましたが単純な話、WUGもずっと見えない敵と戦っていた感覚のようなものがあったんじゃないかと思います。私もすごく詳しいわけではないですが、本人たちとは関係ないところで、「Wake Up, Girls!」というコンテンツ自体に批判が浴びせられることが多かったそうです。
彼女たちの実力とか、言動とは別のところでいろんなことが起こり、壁となってしまっていた。そういうことがあったのは間違いないと思います。やっぱりつらいと思うし、不安も大きかったんじゃないかなとも思います。
でもやっぱりぶつける先は目の前の活動しかなくて、それが一番大きく表れるのはやっぱりライブ。ただ歌って踊るだけじゃなくて、そこに懸けるものが彼女たちには常にあったような、そんな気がする。その想いが、切なさとか、エモさとか、そういうものとなって、見ている人の感情をとても揺れ動かしていたんだと思います。
ワグナーの存在
自分がいつもブログ書く時って、割といろんな事実確認しながら進めるんですよ。だからいろんなサイトとか、ブログとか見たりしながら書くんですけど、そうしてるうちにWUGについて書かれているブログがこの世に大量に存在していることに気づいたんですよ。
こんな企画が行われていたぐらい。たぶんハロプロでこの企画やっても、こんなに記事集まらないんじゃないかな。全部読んだわけじゃないけど、どの記事もホントにWUGちゃんたちへの愛に溢れているし、皆さん文章がめちゃくちゃ上手。ホントに自分の書いてる記事が文章下手すぎて恥ずかしくなる。
でもこれに気づいて、やっぱりWake Up, Girls! というコンテンツにおいてワグナーは絶対に必要不可欠な存在なんだなと思いました。
ワグナーっていうのは、Team℃-uteとか、こぶし組とかそういう類のやつです。アニメにも出てくるんですよ、大田組っていうワグナーたちが。言葉が悪いかもしれませんが、小デブでメガネでチェックのシャツにリュック背負ってる、世間でいういわゆるキモヲタっていう感じの見た目でアニメに出てきます。
でもこの人たちがめちゃくちゃかっこいいんですよ。やってることは確かにキモヲタなんです。ステージにいるアイドルを応援するっていうだけではあるんですけど、そこにはヲタクなりの、ワグナーなりの矜持があってそれがめちゃくちゃかっこいい。
そしてそれを見ると、現実のワグナーたちはまさにその大田組であって(見た目じゃなくて)、やっぱりその精神性はみんな持ち合わせているんでしょうね。だからこそこんなに素敵な文章も書けると。
特にこちらの方の記事なんかは、私が上で言いたかったことをすべて、もっとコンパクトに書かれていて、脱帽です。私が言いたかったことはすべてここに詰まっていると言ってもいいかもしれません。
ハロヲタによるWUGのメンバー紹介
ここまででちょっとでもWUGに興味を持ったハロヲタの方がいたら、記事の上の方に今すぐ戻って舞台をYouTubeで見てきてください。ちょこちょこライブパートも入ってます。
もし、もうちょっとこの駄文に付き合ってくださる方がいたら、7人それぞれの紹介したいなと思うので、読んでいっていただければ。
ここでも忠告しておきますが、すべてただの独り言です。私の発散のためにも、ネットの隅っこにちょこっとだけ、書かせてください。
①吉岡 茉祐(よしおか まゆ)
吉岡 茉祐(島田 真夢 役)
ニックネーム:まゆしぃ
メンバーカラー:赤
生年月日:1995年11月7日
出身地:大阪府
WUGのセンターです。基本的にどの曲でも一番目立つ位置にいるし、落ちサビは大体まゆしぃが歌います。
んー、ハロプロって基本的にセンターが明言されることないし、どのグループでもセンターが完全固定されることってないから、ハロヲタだったらちょっと違和感というか、抵抗を感じてしまう人もいるかもしれません。(最初は自分もそんな感じでした)でも実際のWUGを見てみたら、全然そんなマイナスイメージはなくなります。センターにいるべくしてまゆしぃがいるし、それにもかかわらずほかの6人も全く輝きで劣っていないというのは、WUGのものすごい強みだと思います。
基本的にはめちゃくちゃかっこいい人です。声も低めだし、何といってもダンスを含めたステージ上での佇まいがかっこいい。うつむいてポーズ取ってるだけでかっこいいみたいな。
本人も男踊りとか、重心が低いダンスとかいっているように完全にジャーニーズに近いです。それも個人的にはキムタク的なかっこよさだなと。どこかに厨二心がないとできないほどのクドさMAXな感じです。ボーイッシュではないけれど、めちゃくちゃ黄色い声援があがります。あれです、イメージは佐藤優樹が黄色い声援を浴びるときのカッコよさ。
歌もめちゃくちゃうまい。基本的にはメインボーカルだし、さっきも言った通り落ちサビは基本的にまゆしぃ。ただまあ、どれもかっこいいしめちゃくちゃ感情に訴えかけてくる歌い方をします。
あと煽りもこの人。ガキさんみたいに合間のいいタイミングで挟み込んでくるときもあるし、『What is love?』のまーちゃんみたいな、完全にぶちあがる感じの煽りもめちゃくちゃかっこいい。
やっぱりまゆしぃは、WUGのセンターにいるべくして立っているし、そこが一番よく似合います。ただし、これだけまゆしぃのセンターみが強いって言っておきながら、割と端っこで踊ってる時のまゆしぃが好きです。『少女交響曲』ていう曲のサビ前では後ろの端にいるんですが、そこでいつも観客を煽ってます。それ以外にも端っこにいるときこそ客席を見て、目線配ってるまゆしぃの、これも佇まいが、すごく好きです。
幼少から芸能界志望で、ずっと劇団にいたんですよ。そんな経験もあってかどんな場面でも場慣れ感はすごくて。喋りとかは特に、貫禄がありますね。すごく落ち着いた感じで、テキパキとこなしていきます。告知とか、Newシングルの聴き所とか言わせたときの安心感では右に出るものがいません。司会とかもよくこなしますし、私生活を含めステージ外でも基本的にはしっかり者です。
そんな、どこへ出しても恥ずかしくない吉岡茉祐さんですが、とてもとてもポンコツな一面もあります。このギャップがすごい。寒暖差で風邪ひくやつです。
やっぱり代表作はホラーゲーム実況かな。ハロプロにも赤くてポンコツなセンターの人いたじゃないですか。その人でいったら、9期4人でのDVD MAGAZINEのボウリング*4ぐらいのポンコツ代表作です。
こちらをどうぞ。(時間指定済み)
最高ですね。このギャップはやっぱり好きですね。ほんとに可愛いし、うるさい。このシリーズ見たときゲラゲラ笑ってました。
てか気づかない間にファミ通さんにお世話になりすぎてる。WUGは言わずもがなだし、ハロメンもたまに出てるし。最高ですね。
あとギャップでいうと凄く好きなのが、人に可愛いって言われたり、顔をみつめられたりするのが苦手なところです。そしてそれ以上に、「(顔を見るの)やめてください!!!」って叫ぶ時の声が可愛い。
基本的に「可愛い」が苦手なんですよ。めちゃくちゃ可愛いのに。この辺はまるでかえでぃーですね。どのアイドルも恒例の可愛いセリフ言わされるやつ(特に声優だからWUGはそういう企画多い)も超苦手。でもめっちゃちゃんとやるし、可愛い。そのあとの照れる姿がさらに最高。
あんま興味ないかもしんないすけど、私まゆしぃ推しなんですよ。でも、正直、ステージとか番組とかで7人全員がいるときに一番まゆしぃに目が行くかといったらそんなことないんですよね。香耶の動きとかななみんの表情とかに目が行っちゃうときが多い。
じゃあなんでまゆしぃ推しかっていうと、それは多分彼女の不器用なところだと思います。そしてそれは、私が鞘師推しな理由ともすごく近いものがあるんだと思います。
すごく真っすぐな人なんですよ。実直だし、真面目。とにかく向かっていくって感じ。そしてやっぱりセンターっていうことだけあって、必要以上に背負っちゃうときがあったみたいですね。やっぱりこのあたりのエピソードを聞いたときに、まゆしぃ推しであることが確定した。
WUGって、オーディションが終わった後に合宿やってるんですよ。その合宿で、さっきちょっと書いたまゆしぃとよっぴー(青山吉能)の喧嘩があったんです。当時はまゆしぃだけ芸能経験もあってスキルに関してはちょっと抜け出した存在。だからこそみんなをリードしなきゃって意識があった中で、スタッフからも「お前が引っ張っていかなきゃどうする!」と期待をかけられていたらしいです。そこでちょっと背負いすぎて、焦っちゃった部分もあると思います。まだ若かったまゆしぃはみんなとちょっと見下した感じで接してしまい、あるとんでもない一言*5をきっかけによっぴーも怒りが爆発。という感じのエピソードなんです。*6
この話がホント好きで、こういう不器用さがまゆしぃの魅力だなと思います。自分の気持ちとか、信じるものが強すぎるあまり感情をコントロールできずに空回ってしまう。でもそうなってしまうのは、その真っすぐさと、真面目さがあるからで、まゆしぃ推しの人の多くはそういうところが好きで押してるんだと、勝手に思ってます。
個の不器用さが好きっていうのは、やっぱり鞘師にも凄く共通してる話だと思ってて。やっぱりそういう部分が無かったらここまで鞘師のこと好きになってないと思うんですよね。ちなみにまゆしぃは、メンバーもよくネタにしてるのですが大学で友達が全然いなかったそうです。鞘師はNYで自分の20歳の誕生日を一人で祝っていたそうですが、まゆしぃは学食で一緒に食べる相手がいなくてさみしかったので、美海を呼んだら来てくれたそうです。
くしくもどちらも真っ赤な人で。可愛くてかっこよくてポンコツで。なんかほんと、「推し」という存在は面白いなと思います。
②永野 愛理(えいの あいり)
SHOWROOM配信終わりました😆💕
— 永野愛理 スタッフ【公式】 (@eino_airi_staff) 2021年1月18日
遊びに来てくれてありがとう🐰💗
お祝いしてくれて嬉しかった😊💕
次回の配信日程は、
また決まり次第お知らせするね!
テーマは「舞台の感想」です✨
あと少しで28歳だ😭✨
明日は #パっとUP よろしくね⚾️
➡️https://t.co/sTuCCLHAfL
🌸あいり🌸#えいのルーム pic.twitter.com/m4L7kU7YI2
永野 愛理(林田 藍里 役)
ニックネーム:あいちゃん
メンバーカラー:藍
生年月日:1993年1月19日
出身地:宮城県
WUGの愛理、永野愛理ちゃんです(えいの あいりって読みます)。みんなからはあいちゃんって呼ばれることが多いですね。7人ではただ一人、アニメの舞台となっている宮城県の出身。年齢的には上から2番目で、性格がWUGのの中で一番大人って万バーが言ってたし、ヲタクの目から見てもそういう感じ。
この子の特徴はやっぱりダンス。WUGで唯一、オーディション前からのダンス経験者*7らしく素敵なダンスを踊ります。WUGのダンスマシーンとも呼ばれます。(仙台出身のダンスマシーンってどこかで聞いたことあるな・・・)
なんかほんと、ありきたりな言葉になってしまいますが、キレとしなやかさが両立されていてきちんと同居している。動きが滑らかだし、止めるところはちゃんと止まる、みたいな。ハロプロでいうと誰だろう、、あータイプとしてはかえでぃーとかが近いかもしれない。去年の自粛中に上がった℃-uteの曲を踊ってるYouTubeのシリーズ*8大好きで、あの時再認識しましたもんね、かえでぃーのダンスの上手さっていうか、綺麗さ?あいちゃんのダンスもその綺麗さに近いものはあるかもしれないですね。
WUG自体がそんなにダンスを魅せる感じのグループではないので、あいちゃんのダンスの見せ場自体はそんなに多くないです。でも間奏のダンスパートとかはやっぱり目が行くし、魅力だと思いますね。
そんなダンスメンのあいちゃんですが、超個人的に、一番"芸能人らしくない"と思います。もちろんいい意味で。まあWUGが全体的に、そんなに芸能人っぽいメンタリティーをしていないとはあ思うんですがその中でもあいちゃんは特に。なんか、自分をあんま前に出そうとしないですね。常に誰かを立ててあげたり、話を聞いたり、何かを褒めたり。普段からメンバーの悩みとかめっちゃ聞いてくれるらしくて、青山吉能さんいわくめっちゃ甘えさせてくれるらしいです。
この芸能人らしくなさは、そもそもWUGのオーディションを受けた理由*9みたいなところともつながっていると思ってて。ほかのみんなは結構、元から声優や歌手を目指してたりしてオーディションも何回も受けてたんですよ。でもあいちゃんは、アニメも好きで声優への憧れもあったけど、当時は普通の大学生として普通に卒業して普通に就職するつもりだったそう。アニメの舞台が地元仙台だったからという理由で、オーディションがあったから受けてみたら合格したらしいです。
これはマジでわかんないすけど、ハロプロだったら卒業とともに芸能界引退してたんじゃないかなって思います。山木さん的な。まあ山木さんの場合は、めっちゃ芸能人としてのメンタリティー持ってたと思いますけど。
まあそんな背景があって、ダンスが得意であるにもかかわらず林田藍里という"劣等生"の役をあてられたんじゃないかなと思います。林田藍里ちゃんは元々クラスの中でもそんなに冴えない女の子で、声も小さいし運動神経とかもそんなに良くない感じの子。ダンスレッスンで、7人では唯一、一番下のクラスに入れられちゃうシーンとかもあります。でもその中でがんばって、藍里がほかの6人についていくっていうのも見どころの一つです。
あんまり言葉ではうまく説明できないですけど、アニメに引っ張られて現実のあいちゃんもだんだん劣等生に見えてくるんですよね。別に全然悪い意味じゃなくて。だって超ダンスうまいもん。WUGって最初に説明したみたいに、アニメと現実がハイパーリンクしてるから、アニメの設定が現実に引っ張られたりっていうことがよくあるんですけど、僕の中であいちゃんはその逆が起きまくってて。でもそれは、オーディションを受ける背景とかがあってのことだと思うから、完全にアニメに引っ張られてるだけというわけではなくて、しっかり現実のあいちゃんから発せられてる雰囲気だと思う。だし、やっぱり言葉ではうまく説明できないけどそこもあいちゃんの魅力だと、個人的には感じる。その"劣等生"感が。
なんかこういう風に書いてると、ちょっとおとなしめの子なのかなって感じするかもしれないけど全然そういうわけじゃなくて。むしろめっちゃ面白い子です。結構いじられ役だったり、無茶振りされたりする役だったりします。でもその無茶振りに、ちゃんと全力で答えてくれるところが好きです。いじりに対してもちゃんとリアクションしてくれるし、そういう意味でもメンバーには本当に頼られてるんじゃないかなと思います。
あとは自分が好きなものについて話す姿が素敵ですね。好きなアニメとかもそうだし、個人的に好きなのは野球の話してるとき。メンバーが知らないのわかっていながら、選手の名前とかバンバン出したりするし、そういうところも本当に素敵だなと思います。
③田中美海(たなか みなみ)
田中 美海(片山 実波 役)
ニックネーム:みにゃみ
メンバーカラー:黄
生年月日:1996年1月22日
出身地:神奈川県
みにゃみという、これでもかというほど言いにくいニックネームをつけられた人。
この子は、一言でいうと「天才」です。
歌は、もちろん上手いんですけど、すっごい迫力があるとか、すっごいリズムが正確とかそういう特徴があるわけではなくて。でもなんかすっと歌詞が入ってくる。やっぱり演じるのが上手いのかなあ。この人は生涯ずっと歌っててほしいですね。WUGだけじゃなくていろんなアイドルコンテンツ*10に出てるんですけど、どこに出しても恥ずかしくないというか。やっぱりさすがだなあと、声優アイドルとしての実力がものすごく高いです。
なんか天才っていうと努力してない人みたいに聞こえる場合もあると思うんですけど、もちろん努力をしていないことはないと思います。むしろ性格的にも人一倍努力してるんじゃないかなと思いますが、それを見せないようにはしてると思います。ヲタクにもそうだし、メンバーとか周囲の人にすら。
田中美海の最古参ヲタはWUGの永野愛理さんってい方なんですけど*11、あいちゃんいわく、美海の一番の魅力は底の知れなさらしいです。掘っても掘ってもそこが見えない沼。
っていうのも、あんまり自分のことを語らないんですよ。これは本人も認めてました。それは本人が嫌だから語らないのかはわからないんですけど、とにかく自分の話をしない。いまSNSもTwitterとInstagramやってますけど、自分の写真まじで全然載せない。インスタでめちゃめちゃ長文に10枚写真つけて投稿してると思って見たら、一枚も本人写ってないこととかよくある。
人って、何かをがんばったらそのことを誰かに話したいじゃないですか。でもそれを人に話さず、むしろ言わないってことができる人ほんとすごいなって思う。そういう人。
でもだからこそ、もっとこの人のこと知りたいって思っちゃってすごく魅力的に見えちゃうんですよ。なんか身の回りにもいません?あんまり自分のこと語らない人。そういう人って大体みんなからも人気で、面白くて、人付き合いもいい。でもよくよく考えたらその人が学生時代何やってたかとか知らない、みたいな。でも本人も語らないから、あんま言いたくないことでもあるのかな、とか思って聞けない。でもあるタイミングでデリカシーないやつが聞いたら、実は高校時代めちゃくちゃスポーツ頑張ってて超意外、みたいな。
なんかそういう人ってすごく素敵に見えるじゃないですか。実際、美海も学校では普通の友達と普通に遊んでたらしいんですよ。私が想像する限りでは、スクールカーストでも結構上の方なんじゃないかと。だって、地方から上京してきた子たちに最初は「都会のヤンキーや・・」って怖がられてたくらい。でも当時からその中でも自分のことを隠してた節もあるらしく、アニメが好きなこととかの超ヲタクな部分は一切学校では出さなかったそう。でも絶対クラスの人気者だよね。
あとクラスの人気者といえば、物まねが超上手。WUGのメンバーの物まねをしてる動画があって、ある程度WUGののことを知った段階で見たらめちゃくちゃ笑った。ホントに特徴を捉えるのが上手だし、それを声に出してまねる能力がめちゃめちゃ高い。話の流れで、「まゆしぃが○○って言ってて~」みたいなときの言い方をまねするのもうまい。鉄板の物まねだけじゃなくて、そういうさり気ない物まねもうまいから、ここは本当に天才なんだと思う。絶対学生時代は先生のもの前とかでクラスに爆笑起こしてたと思う。
④山下 七海(やました ななみ)
山下 七海(久海 菜々美 役)
ニックネーム:ななみん
メンバーカラー:紫
生年月日:1995年7月19日
出身地:徳島県
ななみって、やっぱりどの界隈でもななみんなんだね。やなみんも、もし田辺の方のななみんがいなかったらななみんだったのかな。
ななみんは、絶対どんな場所でも、芸能界じゃなくてもやっていけるタイプ。とにかく人に好かれる、"人たらし"です。普段はめっちゃマイペースで、あんまり人の話とか聞いてないんだけど、重要なところは抑えてる、人に迷惑をかけないマイペースな感じです。基本的にはゆったりしてて(本人的には、徳島の人はそういう人が多いらしい)、皆がアセアセしてる時でもななみんが「大丈夫っしょ!笑」みたいなこと言ってくれるから「焦ってもしょうがないか」みたいな気持ちにさせてくれる。
こういうのは、こういう動画を見てもらうのが一番わかりやすいかもしれない。
やっぱファミ通TUBEって神ですよね。ハロメンとかOGも何度か出演してるし、WUGに関してはずっと番組をファミ通チャンネルでやってて、今でもまゆしぃとななみんはずっと番組をやってるんですよ。
ななみんのファミ通チャンネルといえば、この回が個人的には神回過ぎた。ななみんがヲタクたちと一緒にAmongUsやるんですけど、姫プレイと呼ばれる接待プレイをななみんは受けるんですよ。受けるというか、姫が「みんな接待してくれるっしょ」みたいなスタンスなのでヲタクもそのスタンス取りますよね。とにかく神回なので、時間ある人は見てみてください。ゲーム開始時に時間指定済みです。
まあとにかく、人に好かれる人。なのでヲタクもガチ恋勢が多いらしいです。でもね、わかる。これは好きになるよ。たぶん身近に、大学の同級生とかにななみんがいたとしてもめっちゃフレンドリーにしてくれたりして一旦好きになると思う。けど、釣り合わないことが明白だから距離も縮められない。一生授業で一緒になっては、向こうが話しかけてくれて、こっちはデレデレして。でもそれだけで楽しい、みたいな。そういう人。
もし普通の大学生だったら、それなりに真面目系のサークルとかに入って、そこの超人気者になるんすよ。活動にも結構真面目に参加するし、皆との遊びもめっちゃ来る。で、地味にサークル外にずっと付き合ってる素敵な彼氏がいるからサークル内の男もみんな手出せず、平和なサークル生活送る、みたいな。就活とかもみんなが知らない間にいい企業決まってて。試験とかもいい具合にみんなが答え教えてくれて、っていう感じ。(個人の妄想です)
あとは出身地の方言である阿波弁が可愛い。。これはほんとに可愛いの。。それしか言えない。。*12
話は変わってステージ上のななみんは、一番あざとい。いや、あざといという言葉は正確じゃないかもしれないんだけど、最も目が釘付けになってしまう。一つ一つの表情とか、指先まで含めた仕草とかに目が離せない。
まず基本的に手足がスラっとしてて長いので、ダンスとかもその辺がホント映えるんですよね。それでいて表情も豊かで、笑うときはクシャっと笑う。その笑顔がホント素敵で、惹きこまれます。そういう表情とか、仕草の一つ一つを、狙ってやってる感が一切ないんですよね。もうそれが素って感じ。そういうところ含め、素敵だなと思います。
この七海と、先ほど紹介した美海の二人が個人的にはペア感がすごくて。というか大体『少女交響曲』っていう曲のせいなんですけど。自分がWUGの中で一番好きな曲がこの曲で。Bメロと、落ちサビで二人が歌うんですよ。ホントそこのパートが大好きすぎて。Cメロを歌うまゆしぃとよっぴーも強すぎて好きなんですけど、この二人のパートはスーっと入ってきて心に沁みる。。
まゆしぃとよっぴーがプラチナ期でいうあいれなで、美海と七海がガキカメっていう立ち位置が一番わかりやすいかと(ハロヲタ限定)。私的にはこの曲に限らず、そういう立ち位置にいることが多いという認識です。
⑤奥野 香耶(おくの かや)
奥野 香耶(菊間 夏夜 役)
ニックネーム:かやたん
メンバーカラー:緑
生年月日:1991年3月1日
同じ世代のハロメン:リンリン
出身地:岩手県
WUGの最年長かやたんです。
実はWUGの7人、結構いびつな年齢層をしてて。下から96年世代が2人、95年世代が3人、92年世代と90年世代が1人ずつという感じで、下に密集してて上2人だけ少し離れてるといった具合です。なのでその中で最年長の香耶は、一番下の2人とは6つも歳が離れてることになります。ですが、それにも関わらず香耶からは全く最年長の雰囲気を感じられません。これはめちゃくちゃいい意味で。最年長であることに本人が全く驕ることをしないし、メンバーが香耶を最年長扱いしてるところも見たことがありません。年齢層がここまでいびつなのに、全員フラットでいい関係性を築けているのは、この香耶の最年長らしくなさと、あいちゃんの落ち着きがあったからこそだとも思います。
ずーっとフワフワしてるし、喋り方とか声も超かわいい。基本的にはあんまり喋らないんだけど、外番組とかに行ったときはめちゃくちゃハキハキしたりするし、その辺のメリハリもしっかりある。そして意外なところで自分の意思をめちゃくちゃ貫き通す。譲れないところは譲れない。個人的に印象深いのは、料理をする企画の時に、市販の麻婆豆腐の素から、嫌いなネギを全部一つずつ抜いたんですよ。あの細かいのを全部。フワフワしてると見せかけて、意志は強い。
これは想像でしかないけど、会議とかする時も香耶の一声で決まったりすることもあるんだろうなと思う。なんかその辺りは、嵐の大野君と被るところがある。(例えがハロプロですらなくなってきた)いつもバンバン発言するわけではないんだけど、皆が迷ってるときにここぞというところで意思を示してくれて、香耶が言うならってことでばっちり決まるみたいな。そういうイメージありますね。
香耶もガチ恋勢多めらしいんですよ。でもこれもものすごくわかる。なんか、香耶の笑顔を凄く見たいんですよね。あんまり表情が豊かなタイプの子じゃないからこそ、香耶には常に楽しそうにしててほしい。一緒にいたら、常に香耶がどんな顔してるか気にしちゃいそう。「楽しそうにしてるかな...?」って。そんな感じで、常に気になってしまう存在。
ステージ上の香耶は、とにかく"神聖"。常にアンニュイな雰囲気があって、少しでも触れたらどこかに消えてしまいそうな感じ。(全くネガティブな表現ではないつもりで言うけど)笑ってても、それが死ぬ前の最後の笑顔だった的な笑顔に見える。それくらい、不思議なオーラをまとってる。
でもそういう存在がきっとWUGには合ってて、前半でも書いたエモさとか儚さみたいなところを香耶が演出してる部分はもしかしたら大きいかもしれない。なんか、これはライブの映像を見てもらうのが一番早いと思う。言葉で語るよりも。だからまだ見てない人は上に戻って舞台のYouTubeを見てください。
あとはもうシンプルに歌が上手い。さっきも言ったみたいに、歌という面で前にいるのは基本的にまゆしぃとよっぴーなんですよ。落ちサビとかCメロの、一番の見せ場は基本的にこの2人なんですけど、香耶もめちゃくちゃうまいと思う。だからもっとソロパート聞きたいなって思わないこともないんだけど、それだとさっきの神聖さがなくなっちゃうかもなって思ったり。とにかく隠れ歌うまです。
あと細かいところでいうと、演技が上手。舞台上での演技っていうよりは、企画でセリフとか言わされる時のキャラの引き出しが豊富で、それぞれのキャラに入り込む深さとスピードが尋常じゃない。演技の懐の深さっていうんですかね、わかんないけど。なんかシリアス系の舞台とかもいいと思うんだけど、個人的にはコントとかめっちゃ見てみたい。
最後にもう一つだけ。やっぱりすごい不思議ちゃんで、ここも意思の固さとかがすごく見えるんですけど、壁が好きらしいです。
壁って、素敵よね。
だってさ、ずぅぅっと何も言わずに傍にいてくれてさ、「かやは、そのままでいいんだよ」
的なことを無言で語ってくれるじゃない?
なんていうか、
黙って微笑んでくれているようで
好きなのです。
はぁ……壁。
まぁ壁は壁でも全ての壁が好きなわけじゃなくてちゃんと好みの壁っていうのがあるんだけどね!
そんなに変かなぁ?@かやたん | Wake Up, Girls!オフィシャルブログ Powered by Ameba より
あとはプランクトンになりたいらしい。プランクトンになって、クジラにパクっと食べられたいらしい。
ちょっと毛色変わるけどショタも好きなんだって。しかも8歳の男の子じゃないとダメらしい。9歳でも7歳でもダメ。ショタに目覚めたのも割と早くて、自分が小6の時に小2の男の子が好きだったそう。それで掃除当番のときにいつも同じ班になるように仕組んでたら、しつこすぎてフラれたらしい。声優という仕事のおかげで声優が周りにたくさんいるのは役得で、美海とか美佑にショタでセリフ言ってもらってそれを録音してるらしい。
こう並べてみると、基本的には不思議ちゃんの要素が一番多いかもしれない。。
⑥高木 美佑(たかぎ みゆ)
「D4DJ D4FES. -Be Happy- REMIX」
— 高木美佑 (@Yukgaejang98) 2021年5月29日
みんなと一緒に最高のライブができましたっ🗻🌅✨
Peaky P-keyとして、まだまだ最高を更新して行くよ。
それまで、またね👋#D4DJ #D4FES #ピキピキ #犬寄しのぶ pic.twitter.com/e2lTonnDfA
高木 美佑(岡本 未夕 役)
ニックネーム:みゅー
メンバーカラー:オレンジ
生年月日:1996年9月8日
出身地:千葉県
WUGでは、この美佑と次に紹介するよっぴーがよく最年少コンビって言われます。でもハロプロ式序列で言ったら美佑が最年少ですね。
余談ですけど、よく考えたらこのハロプロ式序列って(そんな言葉はない)ちょっと変ですよね。だって、まーどぅーだって同い年なのに最年少として扱われてたのってどぅーだけだったじゃないですか。普通だったらWUGみたいに最年少コンビっていう扱いになると思う。いや別にこのシステムが嫌いなわけじゃなくてね。むしろこういう無くてもいいルール的な伝統は意外と好きだったりする。余談でした。
この子はとにかく手足が長いです。さっきななみんのところでも手足が長いって言いましたけど、別のタイプの長さ。暴力的に手足が長いです。ななみんがあーりー的な感じだとしたら、美佑はさやりんとか千奈美みたいな感じ。
そしてこのおかげでとにかくダンスが綺麗なんですよ。もともとクラシックバレエをやっていて。バレエ的な振り付けが良く美佑にはソロでつけられたりします。あと間奏のダンスパートでは大体美佑がセンター位置に来るんですけど、その時7人全体の画を見るとめちゃめちゃ引き締まる。やっぱ娘。とかも真莉愛とかかえでぃーがセンターに来た瞬間にフォーメーション全体がめっちゃかっこよく見えるじゃないですか。そういう感じです。ぜひ美佑をセンターにして『みかん』の間奏を踊ってほしい。
あとは声が基本的に可愛くて明るいのもあって、めちゃめちゃハッピーオーラが出ます。ほんと、一切マイナスとかダークな雰囲気がない。なんか、声が発光してる感じ。だからね、『ラララのピピピ』を電子声じゃなくて地声で歌ってほしい。電子音にしなくてもああいうメルヘンな世界に溶け込む声だから、さゆとはまた違った曲になると思う。あと『夕暮れ 恋の時間』とかも歌ってほしい。
ハッピーオーラって単語を出したけど、普段もずっとそういう感じの子なんですよ。実際どうかは別として、一切悩みとかなさそうってくらい常に明るい。そして自由奔放。無邪気。そういう言葉が一番似合う存在。
次に紹介するよっぴーとは、ビジネスチルドレン通称"ビジチル"っていう名前のコンビを組んでて、とーうでは常にこの二人が盛り上げ役。ハロプロではあんまりないけど、WUGはMCとかでの並び順が常に決まってるんですよ。その時にビジチルの二人は両端にいて、基本的にはMCの進行とか一切聞かずにずっと騒いでるみたいな感じ。でもあいちゃんとか、まゆしぃみたいなしっかりしてる人がいるからこそ二人も騒げるし、二人がいなかったら何事もなく企画が進行していったりすると思うし、そういう意味ではバランスがすごい取れてる。間違いなくWUGの明るい雰囲気を作ってる存在だと思う。
⑦青山 吉能(あおやま よしの)
青山 吉能(七瀬 佳乃)
ニックネーム:よっぴー
メンバーカラー:青
生年月日:1996年5月15日
出身地:熊本県
さっきも言った通り、美佑とともに最年少のよっぴー。
ちなみについ最近、ハロメンと共演してます。
ハロー!アニソン部に #プラオレ!から #青山吉能& #相良茉優 コンビがコラボ出演させていただきました🥳#ハロプロ#飯窪春菜#高瀬くるみ#BEYOOOOONDShttps://t.co/31Hr2WxO5P
— プラオレ! (@puraore) 2021年4月27日
これ見た方もいると思うんですが、この動画の画面右でヲタクしてた方が青山吉能さんです。正直吉能がハロプロ好きって知りませんでした。
そんな青山吉能さんですが、最年少なのに実はWUGのリーダーなんです。
ハロプロだったらあり得ないですよね、最年少のリーダー。なんでかっていうと、アニメの作中で吉能演じる七瀬佳乃がリーダーだからです。まあでも、それを現実に必ず反映させなきゃいけないわけではないですし、もし適性が無かったら吉能をリーダーに選ばないと思うんですよね。別にしっかりとした人ではないし、落ち着きもない吉能ですが、メンバーもワグナーも、みんな吉能がリーダーでよかったって言います。
最初は自分がリーダーであることにすごく悩んだそうです。
こちらの記事がすごく素敵なんですが、
自分はリーダーらしくないと何度も貴女は言っておりました。
率先して引っ張って行くタイプのリーダーではなく、真逆の支えられるリーダーでした。
直情的で真っ向勝負しか出来ない青山さんを戦友の六人は、真剣に支えて、助けて、盛り立てた。で、青山さんは…戦友達の想いに応える為に本気で向き合って全開で突っ走った。あくまでも結果論ですが…どのタイプのリーダであるのかが良かったとかそういうモノじゃなく、WUGにとっては貴女の様な支えられるタイプのリーダーだった事が自然と上手くはまった様に思えるんです。
と、このように吉能も本当に不器用な人で(だからまゆしぃともあんな風に喧嘩してしまったんだと思うんですが)、最初は相当悩んだと思います。リーダーとしてみんなの意見を聞いてまとめなきゃいけないし、皆を支えなきゃいけない。リーダーとしてメンバーのことに気を回さなきゃいけないけど、ダンス未経験なのもあって自分のことで精いっぱい。。といった感じで、始めの頃は吉能の中のしっかりしたリーダー像を追いかけることで苦悩したんじゃないかと、想像します。でも途中から、皆に支えてもらうリーダーでいいと、そのように心変わりしたそうです。(すみませんソースがないので記憶違いかもしれないです...)
香耶の部分でも言いましたが、WUGは全員がフラットだからこそ、とてもいい関係性が築けていると思うんです。リーダーという権限であったり、役職をもっている吉能が、こういう人間であるということも、この良い関係性を築けている要因の一つだと思います。しかもすごく一生懸命で、常に悩みも多くて、そういう活動に真摯に向き合う姿が周りに伝わっているからこそ、みんなが支えたいと思うリーダーなんだと思います。
吉能はとにかく感情が爆発する人で。だからこそ悩んでることとか、逆にうれしかったこととかもすぐ周りに伝わるんだと思います。そしてもちろんヲタクにもそれは伝わって、それが伝わることでやっぱりすごく応援したくなります。
感情爆発人間なのはステージ上でも同じです。喜怒哀楽全ての感情が爆発します。コンサートをやっていて一番楽しそうだなと思うのも吉能です。『7 Girls War』で「ファー!」ってやってる吉能とか、『恋?で愛?で暴君です!』の間奏明けの吉能が好きです。見ていて気持ちがいい。
あとはやっぱり歌ですね!ほんとに上手い。もともと合唱部だったそうで、合唱部らしい透き通った天まで伸びていきそうな歌声。それでいてパワフルに歌いこなしたりもするし、歌唱に関しては隙が無いです。
特にやっぱり、吉能のコーラスが好きで。ほんと、シンプルに上手くて素敵。最初に話したように、まゆしぃとよっぴーがラジオのノリでハモってるのを見てWUGに惹かれました。それくらい、人を引き込む力のある歌だと思います。
さいごに
こんなに長くて、しかもまとまりのない記事を、最後まで読んでくれてありがとうございます。全部読んでくれなくても、ありがとうございます。
途中でも書きましたけど、WUGはとても感情に訴えかけてくる魅力があるグループなんですよね。だから言語化するのがすごく難しくて、こんな風に長くなってしまった。反省です。
基本的にはハロプロが一番好きなんだけど、それでも推しコンテンツってほかにもあるじゃないですか。それをハロプロと絡めながら、勝たれたのが今回一番楽しかったです。需要があるかどうかはわからないけど、自分がほかの人のこういう記事を読んでて面白いし、まあ自分が書いてて楽しかったのでよしとします。
実はこの記事、レタスさん(@__Lelelettuce)のこちらの企画に参加するためのネタの候補として考えていました。(最初ご本人にお送りした題名は別のものでしたが)
Hello! (New World) Project | やさいファクトリー https://t.co/ikZnQ1Umwl #booth_pm #HNWProject ついに公開となりました。私含め7名の文章を掲載しております。リンク先から無料でDL可能です。
— レタス(26/51) (@__Lelelettuce) 2021年4月1日
ハロプロ以外の分野から見たハロプロ、ハロプロを通して見る他の分野を知るきっかけになれば幸いです!
ただ私自身がちょうどその時期ものすごく忙しくて結局書けなかったので、自己満ではありますが今回書けてよかったです。
もし実際に参加できていたら、もっとまとまった文章にしなくちゃいけないと思いますし、参加された方々の文章を読んで自分の文章の下手さを痛感しております。。
ですがまた、タイミングなどが合えば、ぜひ参加してみたいと思います。
*1:このシステムでハロメンが声優やったらどんなキャラ名になるかなっていうのを結構考えてた時ありましたね。。
*2:ソロ曲っていうか、キャラソン。アニメの作中のキャラが歌ってる歌。だから声も山下七海じゃなくて演じる久海菜々美の声で歌う感じだから余計アニメ声なんだけど、全然気にならないというかめちゃくちゃそれが良かったのが衝撃だった。
*3:
宮本佳林『どうして僕らにはやる気がないのか』(時間指定済み)
ソロデビュー前の佳林ちゃんにこのような曲を歌わせるという発想が、なぜアップフロントの制作陣から生まれるのか。でもそれが正解だと言わざるを得ない宮本佳林の凄さ。
*4:鞘師が寝坊して遅刻してくるところから始まり、Wiiスポーツのように後ろに球を転がし、椅子があると思って座ったらコケるという伝説のやつ
*5:まゆしぃ 「私、一回あんたたちのこと見下してるから」
と言ったそうです。。。恐ろしい。。
本人たちによると、この県下の翌日には握手をしているぐらい速攻で仲直りしたらしいです。笑
*6:喧嘩に関しては、こちらの記事がすごくわかりやすいです。akatonbo02.hatenablog.jp
*7:クラシックバレエ経験者とかは結構いるんですけどね。あいちゃんはヒップホップをずっとやってたらしいです。
*8:
*9:こちらの記事に、オーディションを受けた理由が全員分書いてあります。あいちゃんのことを書いた記事としてもほんとうにいい記事だと思います。
*10:ナナシスというコンテンツが特におすすめです。WUGからは田中美海と吉岡茉祐が出てて、どちらもものすごく素敵です。というかその二人だけじゃなく、ナナシス全部が素敵です。普通にいい曲が多い。もしよかったらこちらの動画も。
*11:あいちゃんは、オーディションで一緒になった時から田中美海推しらしいです。だから最古参ヲタク。
*12:この回では別の徳島出身のアーティストの方とゲームしてます。たくさん阿波弁が聞けます。。(動画載せすぎと思って注釈に入れました)
9期10期11期には特別な思い入れがある
こんにちは。ハッジです。
今回は何か月か下書きで温めていた記事を投稿したいと思います。なのでところどころ、5月とか6月に書いた箇所がありますのでご了承ください。(冒頭の鞘師のインスタについての部分とかほとんどが5月に書いたもの)
まあこうやって文章にするとだいぶ気持ち悪いなと思います。クサいし。こういうのが苦手な人がもしいたら申し訳ありません。速やかにこのページを閉じてください。
けど同じような推し方をしている方もきっといるはずだと思っています。
プロローグ
鞘師里保の復活、その魅力
鞘師がインスタ始めましたね。そして急にインスタライブ始めますよね。いや、家で一人でリハーサルしてるなら(まずそのリハーサルしてるってところが可愛すぎて死ぬ)始める前にあらかじめ告知してよって思うけど、でもそれをできずに急に始めちゃうところが最高に鞘師ですよね。
鞘師のインスタについて思ったことを簡潔にいうと、
もう最高。ほんと可愛い。すべてが僕らの愛したあの鞘師。これは夢か。
最初のインスタライブのあとはリアルに3日間ぐらいずっと夢見心地で何も手につきませんでした。そしてインスタライブを見てる間の自分は世界一気持ち悪かったと自負しております。
突然の卒業から4年半。振り返ってみれば鞘師が喋ってる姿ってほんのちょっとしか見れてないじゃないですか。あの伝説のひなフェスでのMCぐらい。
鞘師のパフォーマンスはカッコいいです。彼女の歌も、ダンスも、たくさんの人を魅了し続けます。例のひなフェスでは多くのハロヲタを再び熱狂させましたし、ベビメタでのパフォーマンスもホントにかっこいい。だから2019年になって、彼女のパフォーマンスを再び見れただけでも幸せでした。またステージで姿を見せてくれたってことだけでも幸せでした。
でもインスタでの鞘師を見て、喋ってる鞘師をたくさん見て、改めて鞘師のどんなところに惚れていたのか気づきました。やっぱり喋ってる鞘師を見たい。もっとそんな鞘師の姿を見ていたいと思ってしまった。
正直、ベビメタで踊ってる鞘師はもちろんカッコよかったのだけれど、そんなに追ってなかった。TwitterやYouTubeの映像もそんなにたくさんは見なかった。たぶんそこにいたのはあのキリっとした目つきの鞘師がほとんどだったから。逆にその中でもちょっと緩んだ表情の鞘師がいるとすごく嬉しかったりもした。
そのオモテとウラの鞘師がどちらもいるからこそ、鞘師は自分にとって特別な存在なんだと。きっとここまで期間を空けていなければそのことにも気づかなったと思います。
インスタライブも、投稿も、ストーリーのQAも、全部において「ああ、鞘師っぽいわ~」とか「この感じが鞘師だな~」とかを感じられる毎日。なんて幸せ。鞘師里保という一人のアイドルを魅了されていた日々が全部よみがえってきている。「ああ、こんな感じだったな」って感じで。
(↓自分が鞘師のインスタを初めて知ったときのツイート)
起きてTwitterを覗いた瞬間から感動。可愛い鞘師が見たいのよ。
— ハッジ (@hodge0525) 2020年4月30日
ベビメタの鞘師は確かにめちゃめちゃカッコいいんだけど、鞘師の魅力ってカッコいいだけに収ままないから。というかお茶目で、可愛くて、ポンコツ"なのに"っていうところにやっぱ惹かれたんだよなあ。 pic.twitter.com/HrNzQA2aKX
(改めてなんだこの赤ちゃんは。)
とにかく、鞘師のペースでインスタの更新をこれからも続けてくれたらこれ以上の幸せはない。プレッシャーとか感じすぎないで、僕らはそれを眺めることができれば幸せ。どの質問に答えようかな~って感じで無言でスマホの前に座って、結局選んだ質問がさっき話してた内容で、っていうのを見てるだけで幸せ。そして欲を言えば、またいつかステージに戻ったその姿を見たい。
(追記①)
鞘師の更新ペースも落ちてきてある意味良かったなと感じてしまっています。こう、4年間も間が空いて、あの毎週のようにインスタライブがあった5月はあまりに供給過多で自分の生活が落ち着きませんでした。(鞘師のせいにするな)
でも!たまーに上げてくれる鞘師の投稿はどれも鞘師のいい部分に溢れていて、ああやっぱり面白い子だな~、ファンを大切にする子だな~って毎回思っています。いい意味で、鞘師がいる生活に慣れてきているんじゃないかと思います。
(追記②)
「黒世界」すごく楽しみです。このブログに書いた通りです。私たちが愛した、愛している鞘師がステージに戻って、オモテの姿を"鞘師里保"として見せてくれるというこの幸せ。しっかりと噛みしめたいと思います。
鞘師の復活についての話はこのぐらいにしておいて、鞘師の思い出がよみがえってくると同時に、自分がハロヲタになったばかりの時のモーニング娘。の思い出もよみがえってきたので今回はそこから感じたことについて。
あとは鞘師だけじゃなくてこの記事を読んだのことも、この記事を書きたくなった要因の一つ。色々思い出すことが多かった。
モーニング娘。「ふくむらみず期」と12期についてのお話 - あの日記
(鳥ぽんさんーー勝手に記事を引用して申し訳ありません。すごく、すごく面白くて納得させられることの多い大変素敵な記事でした!)
9人の少女の成長物語
前置きが長くなっちゃったけど、もうハロプロ全体で見ても大ベテランになっているモーニング娘。の9期10期11期についてのお話を今回したいと思います。いま現役として残っているのは5人。そこにすでに卒業した4人を含めた9人について私の思うところを思う存分書きたいと思います。
私のモーニング娘。との出会い
色々語る前に、ちょっとだけ自分がどのようにこのモーニング娘。にハマっていったのかを。(本当に超個人的な話なので興味の無い方は飛ばしてください!)
自分の場合、ハロプロの入り口がプラチナ期だったから最初は現役のモーニング娘。にはあんまり興味を持っていなかったんです。それがちょうど小田さくらの加入発表があったり、田中れいなの卒業発表があったりした時期。ホームページを見ても「あんまり可愛い子いないな~」って思って、当時の最新曲のワクテカ を聞いても「変な曲」としか思わず、LIVE映像を見ても「れいな以外歌あんま上手じゃなくね?」とか思ったり。まあ、当時自分も中学生とかでしたから。素直な感想はそんな感じだったけれど、今考えたらその時の自分をぶん殴ってやりたい。ただ今でも覚えてるのは、ワクテカの衣装で何かの雑誌の表紙グラビアをメンバー全員で飾っているのを見たときから自分の推しは鞘師でした。理由は、鞘師の顔が一番かわいかったから。それだけでした。それこそ当時中学生なので厚い化粧とかがなんか苦手で、どぅーとかふくちゃんとかもちょっと厚かったんですよ、ワクテカの時って。その中で鞘師が一人すごく童顔を保っていたから、それもあって鞘師に惹かれたんだろうな。
今見ると化粧も全然そんなことない(笑)。当時はこの化粧の感じだったり、ダークな感じがちょっと苦手だったんだろうなと思う。ていうかこの鞘師のお口も完全に赤ちゃん。
2012年の終わりまではずっとそんな感じでとにかくプラチナ期の動画を漁ったり。あとは℃-uteとかBuono!もめっちゃ見てたと思う。
でも転機は突然訪れるんです。小田の初シングル、『Help me!』のDance shot ver.がYouTubeにあげられてからはもう結構ずーっとそれを見ていました。MVがあげられてからもなぜかずっとDance shot ver.を見ていた記憶があります。
モーニング娘。 『Help me!!』 (Dance Shot Ver.)
(Dance Shot Ver.やClose Up Ver.がほとんど全曲あがっていたのは今考えると凄いことだなと思います...)
今となってもなんでそこまでこの映像に惹かれたのかはわかりません。でも今見てもめちゃくちゃかっこいいし、単純に曲が良かったからなのかな。ここから徐々に現役に興味を持ち、動画を見ていくようになります。黒バラの映像とかよく見てましたね。(懐かしい)
そして今でも鮮明に覚えているのがこの動画が投稿されたときのこと。
モーニング娘。 『ブレインストーミング』 (ルーズショット Ver.)
当時は気づかなかったけど概要欄のつんくさんが素敵すぎる。。。
この動画によって僕はモーニング娘。に完全にハマりました。気が狂ったようにこの映像を見ました。iPod touchに穴が開くほど見ました。まず最初の4人のダンスパートの衝撃。あとは小田ちゃんの「見得を切れ」。それから鞘石のダンスパートとそれぞれのサビのラストの歌パート。どれも自分にとっては何か雷が落ちたような、そんな感覚だったのを覚えています。彼女らのパートだけじゃなくて全体的にすべてが洗練されてた。それまで自分が持ってたイメージとはそれがちょっと違ったんですよね。今思うと自分は中学生ながらにモーニング娘。のシングルごとに進化してゆく様をまじまじと感じ、楽しんでいたのだなと思いますし、それがリアルタイムで体験出来て幸せだなと改めて思います。
それからはモーニング娘。を追う日々。れいな卒業の武道館で最後に披露した『シャボン玉』*1に痺れ、めざましテレビで先行公開された『わがまま 気のまま 愛のジョーク』のMVを見たときはめちゃくちゃ興奮した記憶があります。そして実際にMV*2が公開された日には曲のカッコよさと、黒衣装の鞘師とまーちゃんにハートを射抜かれていました。(なんでこっちのの衣装もっと着てくれなかったんだ...!)
これ以外にもたくさん覚えているけれど、書ききれない。とにかく夢中でした。
今までいろんなハロプロのグループを見てきて、どのグループもホントに好きだし、推せるんだけど。一番心が動いていたのはこの時期の娘。を見ていた時だろうなと振り返ってみて思いました。まあ当時まだ自分が幼かったっていうのもあるかもしれないけど、熱中してた。完全にお熱だった。
そして、それは特に9期10期11期の9人に対して。20年以上の時を刻み、のべ44人が在籍したモーニング娘。の長い歴史の中でも、この9人にはものすごく特別な感情が自分の中にはあります。
"中心" 鞘師里保
時代は前後しますが、プラチナ期が終わりを迎え9期の4人を迎えてからわずか2年半の間にモーニング娘。は大きな変化が起きます。偉大なメンバーが4人卒業し、加入したのは道重さゆみとも5つ以上離れた年もキャリアも若い9人。それは史上最も激動の変化だったようにも思います。
そしてその変化は鞘師里保の存在無くては起らなかったものなのかもしれません。というのは自分も後追いでしかないですが、プラチナ期当時の娘。はこのまま新メンバーを迎えることなく解散するという噂もあったそう。ただそんな中でまだ素人だった鞘師を舞台のオーディションで発見し、その可能性を見出した事務所は9期オーディションの開催を決め、モーニング娘。のアイデンティティともいえる「卒業と加入を繰り返す」そのシステムを再開しました。これはあくまで噂の域を越えないので本当のところはわからない。
それが無くても鞘師は間違いなく常に中心にいました。前のブログ*3でも書きましたが鞘師は歌割も、場位置も、全てにおいて当時のモーニング娘。の中心で、客観的に見ても9人の中で頭一つ抜きんでている存在でした。当時は鞘師推しの自分でさえも、もっと他のメンバーの歌割も見たいと思うまでに鞘師は推されていました。
今思えば、その理由の一つになるのかもしれないが当時のつんくさんが作る音楽そのものが鞘師に寄っていました。『One・Two・Three』も、『Help me!』も、『愛の軍団』も、鞘師がいたからこそ生まれた楽曲なのだと気づきました。そのことは当時からのつんくさんの発言の節々からもうかがえるのに、なぜ今になってそれにようやく気付いたかというと自分が当時幼かったこともありますが、鞘師卒業後に『泡沫サタデーナイト!』や『青春Night』のような名曲が生まれているからです。
鞘師がこれらの曲を歌っているところを想像する......全然想像できない。なんか、合わない。もし、もしこれらを今後歌ってくれることがあったとしたら、もうそれはめっちゃ素敵だし発狂して喜ぶ自信があります。そしてきっとめちゃくちゃ感動するステージや楽曲に仕上げてくれると思う、鞘師だから。(ハロメンはみなヲタクの想像を遥かに超えてくるのよ。ソロフェスでヲタの選曲がほとんど採用されなくてもあんなに素晴らしいステージにしちゃうことからもそれは感じる)でも今この時点で、鞘師が泡沫を歌っている姿はなぜか全く想像つかない。脳内では、何故か小田とかちぇるのコピーみたいな感じになっちゃう。
それはきっと鞘師が現役の時の楽曲たちが、あまりにも鞘師里保の歌声や、そのパフォーマンスにマッチしていたから。というかそもそも鞘師ありきでつんくさんが曲を作っていたから、だと思います。そのイメージが強すぎるから、他の曲を歌う鞘師がしっくりこないというだけ。
彼女が"中心"にいた理由
ここまでを書いて何が言いたいかっていうと、決して「オレの推しスゲーーーーー!!」って言いたいわけじゃない。できるだけ客観的な視点をもって話しているつもりだし、鞘師が凄い、鞘師が中心だったっていうのは誰からみても明らかだったと思います。
そしてそれを最も認め、理解していたのはメンバーであり当時のスタッフさんたちだったと思う。それがわかるのが、田中れいながコンサート中に耳の不調で離脱するときの舞台裏の映像。
2013年春のれいなのラストツアーであり、当時の歌割を最も多く占めていたれいなが卒業することにヲタもメンバー自身も不安を感じていた時でした。そんな中舞い降りたアクシデントで、有名なのは『私のでっかい花』のれいなパートをあゆみんが即興で歌い上げたことだったり、『大きい瞳』でさゆが歌えなくなったところをヲタが歌ったりっていうエピソード。めっちゃ好きなんですよこれ。特にあゆみんはこれをきっかけに大きく成長した部分も絶対あるだろうし、同期をはじめそれを見守る皆の想いの強さが素敵すぎて。。でも実はその裏で、鞘師もすごく大変なことをしていたんです、あまり語られることはないけど。
まず曲中にれいながステージから捌けていることに咄嗟に気付いて、その場で鞘師がれいなパートを歌ったっていうんです。(動画の中で、「(田中さんのパートを)咄嗟に歌わせてもらった、、"歌わせてもらった"っていうのも違うんですけど。。」って鞘師が言ってて、その謙虚な心と、ステージを最高のものにする努力の結果っていう心情の同居の仕方がものすごく鞘師らしいなって思った...わかってくれる人は多い...はず...)
こういうアクシデント系で記憶に新しいのは昨年春のまーさく*4。まーちゃんがアクシデントで捌けた直後の『泣いちゃうかも』の歌い出しを小田が咄嗟に歌うというシーン。まーちゃんはこの小田の機転の利かせ方に「あの一発目入ったのは、ちょっとすげーなって思っちゃったな~」と珍しく(?)素直に感服していたんです。ちぃちゃんをもってしても「すっげぇ~(ギャル)」と言わせるまでにすごい対応力。
話を戻します。これだけキャリアを積んでいるまーちゃんに言わせても、この咄嗟の対応はものすごいことなんです。しかしそれをやってのけた鞘師は、あの時わずか14歳の中学2年生です。当時はきっと、「まあこんくらいだったら鞘師にとっては当たり前なのかな。機転が利く子だね。」ぐらいだったと思うんですよヲタの中でも。少なくとも自分はそう思ってました。だからこそあゆみんの逸話の方が大きく話題になったりしたわけで。でも今ならわかる。中2の女の子が当たり前のように簡単にできる芸当なわけがない。でもそれに驚きをあまり感じないほどに、鞘師の凄さに感覚が麻痺していたのだと思います。
話はさらに続き、ステージ裏でスタッフさんは「鞘師、全部歌って」と田中れいなのパートを全部歌うように告げます。当たり前ですが、このコンサートの裏にいるスタッフさんは全員大の大人です。ニャーンとかハァーンとか言わないんです。その経験も多く積んでいるだろう大人が、中学2年生の女の子にそのコンサートのすべてを任せるわけです。大した準備時間もない中で、全てを鞘師里保という一人の少女に託すんです。
アップフロントという事務所はこんなミスするのかっていうような、拙い部分も多くありますが、ステージの質や音楽の質に対しては一切の妥協を見せません。だからこそヲタクはハロー!プロジェクトに惹かれている部分が大きいと思います。そんなストイックな人たちですら、コンサートのすべてを鞘師に任せる程その実力に対する信頼は厚く、認められていたのです。自分がそのスタッフの立場だったら、と考えてみるとわかると思います。自分が生業としていることの中で、大きすぎる責任を中2の少女に任せる異常さを。でもその異常さを感じさせないような、鞘師にはそんな凄みがあったんじゃないかと思います。
そしてメンバーも同様に、鞘師への信頼は絶対なものでした。(これは動画の最後のシーンの雰囲気とかから感じるものでしかないですが)「鞘師にれいなのパートを任せる」というその選択はメンバーにとってある意味当然のものだったのではないでしょうか。その選択に対して、異論を唱える者や、嫉妬心の様な感情を持つ者は当時のメンバーにはいなかったように感じます。それだけ鞘師里保という人物が、モーニング娘。のメンバー内でも、特に9期10期11期の9人の中では絶対的であり、特別な存在だった。そう思えるような空気感が、当時のメンバーからは漂っていました。
もちろんこれは当時の鞘師の凄さを語る上では、あくまで一つのエピソードに過ぎません。シンプルに歌やダンスを見てもらえばわかることでもあると思うし、やはりその人気自体が飛びぬけていたことも一つとしてあるでしょう。もっといえば、加入したてのツアーでもうすでにモーニング娘。に関わる全ての人がその才能に圧倒されていたわけで。彼女がモーニング娘。の中心にいるには、十分すぎるほどの理由がありました。
卒業と加入、そして成長
そんなエース鞘師と、こちらも絶対的リーダーであった道重さゆみにについて行った少女たちが辿り着いたのがモーニング娘。'14という一つの完成形でした。もちろんそこに辿り着いたのは鞘師だけではなく、他の8人の成長もあったからこそです。それはフクムラダッシュやイイクボスタート、それからあの9人でのセンターステージでのパフォーマンスに象徴され、それを早くから感じていたからこそさゆは卒業を決断できた。
その後の物語については私の口から語るよりもこの記事を読んで頂いた方がよくわかるかもしれない。リンクを張るのは二度目になってしまいますが、こちらの記事に書いてあります。
モーニング娘。「ふくむらみず期」と12期についてのお話 - あの日記
(鳥ぽんさんの記事も、自分の記事も、もちろん主観的なことが盛り込まれていますし、全てが絶対的な事実なわけではありませんのでご注意を。ただ、この方の記事は凄く客観的な目線で書かれているのではないかと思いますし、自分の記事もそのような書き方をなるべくするようにしています。)
あの感動的なコンサートをもってしてモーニング娘。'14は幕を閉じるわけですが、この時の自分は叶わぬ願いを抱えていました。そして同じことを考えていた人も少なくはなかったんじゃないかと思います。
その願いは"この9人だけでの活動を見たい"というもの。元々、まるで横一列かのようにしてともに歩み、歴史を作ってきた9人。自分にとって大切な9人だからこそそう思ってしまった。何より横浜アリーナのセンターステージで歌って踊る9人を見たらなおさら、思ってしまった。自分が最初に魅せられた、プラチナ期とも同じ9人でもあった。その姿を最初から最後まで追えていたヲタクたちへの憧れもあったかもしれない。とにかく色んな要素が重なって、そういう心情になっていました。
もちろん12期のことは大好きです。今も昔も。誰が何と言おうと不遇だった時代を乗り越えようやく今、先輩になり大きく花開いてきているのではないかと思います。仲がいいとか、悪いとかそんな単純な関係性じゃない、ちょっと不思議な空気感を持っている期だとは思いますが、そんなところが凄く愛おしい期なんです。
(ついこないだTwitterで見たのですが、ひなフェスのソロ歌唱が終わった真莉愛のところに駆け寄るチェルとあかねちんを見たときに、「あぁ、本当にいい仲間だな...」と思いました。感動的でした。きっと辛いことを一緒に乗り越えたからこそ昔とは違う、今の関係性があるのだろうなと感じました。)
ただ当時は12期の先輩たちがあまりにも輝きすぎていて、その眩しさでモーニング娘。のアイデンティティである「卒業と加入を繰り返す」ということの尊さが自分には見えていなかったのかもしれません。
そんな幻想を夢に見ながら、駆け抜けてしまった2015年。何かすべてが噛み合わない。そんな一年でした。(あくまで自分にとって。です。でもスマはアンジュルムに改名してすごい勢いがあったり、カントリーが華々しくデビューを飾り良くも悪くも話題をかっさらっていったり。こぶつばが結成されたり...。とにかく娘。以外のグループが順調すぎたということもあったかもしれません。)
しかしそんな一年も、絶対的エースの卒業とともに終わりを迎えました。それはあまりにも突然で、あっけなく過ぎていってしまった出来事でした。
鞘師はなぜ卒業したのか。このままではグループが輝けなくなるからなのか。あるいは自分が輝けないからなのか。その真実はわかりません。きっと今後もずっと、分からないままなのでしょう。そして鞘師が、「自分が卒業していなかった場合のモーニング娘。の未来」についてどう考えているかもわかりません。正直気になるところではありますが。
当時は「もっと鞘師がいるモーニング娘。を見たかった。」とか、「鞘師がいたらもっと大きなステージに立つ娘。を見れたかもしれない」とかばっかり考えていました。でも今は全くそんなことは思っていなくて、それは今のモーニング娘。が凄く、もの凄く輝いているからです。実際にモーニング娘。史上最大のステージを今のメンバーが去年踏んでいます。あれもモーニング娘。'14と同様、繰り返される歴史の中での一つの完成形だと思います。
さらに何より嬉しいのが、9期10期11期の中で"アイドルを続ける"という選択をした5人が、その今のモーニング娘。を支え、輝かせているということです。
歴代も含め、娘。たちは誰かの卒業を見送るたびに特に大きく成長していきます。彼女たち9人もその例外ではありません。プラチナ期を作ったレジェンドたちの卒業を見送り、さらに9人の中からの卒業者も見送り、さらには後輩の卒業までも見送り...。常にモーニング娘。として走り続け、その度に成長をしてきた9人。その成長物語を序章の頃から見てこれている自分としては、その最終章に突入しようとしているだろうこの今の時期に対しては、何とも形容し難い感動を覚えます。
鞘師の卒業以降、多くのメンバーが卒業していき、自分たちがより輝く未来を目指していきました。実際、あの絶対的エースだった鞘師が17歳で卒業したという選択肢をとったからこそ他のメンバーも若いうちから将来、自分がどこで輝くかということを考えられたのではないかと思います。だって、愛ガキやさゆれなが20歳を大きく越えてもなお現役バリバリで続けていた時代に、どぅーや鞘師が17歳で卒業する未来を誰が想像できたでしょうか。
その中で、鞘師は留学し、ズッキは引退、どぅーは女優、はるなんはタレントという道を選び、残る5人はモーニング娘。という場所で輝くという選択をとっています。そしてこの5人には、"アイドル"という場所を選んでいることへの強いこだわりがどこか感じられます。
確かにあの時代は、中心にいた真っ赤なエースに頼っていた部分がありました。敵わないとみながどこか思っていた時代だったかもしれません。しかし一つのゴールを迎えた後に、その存在がいなくなってから改めて歯車が噛み合い始め、全員がそれぞれのベクトルに向かって走り始めました。その中にはさらなる輝きを求め、グループを離れる者もいました。しかし、グループに残り、その大きな看板を守り続ける者もいます。彼女たちはいま、大きな自信をもって自分たちが選んだモーニング娘。を背負っています。
それがまさに現れたのが、鞘師復活のひなフェス2019だったと思うんです。鞘師がビジョンに映った瞬間、そして歌い出し。この2回の歓声はとてつもない物だったし、鞘師のパフォーマンスに観客が酔いしれていたのは間違いありませんでした。しかし、あのステージはそれだけで終わらなかった。現役の5人が、鞘師に一切引くことなく歌い、踊っていました。
あの時代とは、全く変わっていました。敵わないと思っていた存在だったけど、その存在がいなくなったからこそ残された者が変わることができた部分は絶対あると思うんです。それを強く、痛感したステージでした。
そしてなにより、それが見れて嬉しかった。アツかった。エモかった。感動的だった。このモーニング娘。が見たかった。
どんな言葉を並べても、薄っぺらく感じてしまうような、そんなステージでした。
"家族"から"戦友"へ
モーニング娘。'14を形容する際によく用いられる表現として、まるで"家族"のようだというものがあります。自分もその表現はぴったり当てはまっていると思っていて、10代の少女たちを率いる道重さゆみのその絶対的存在はまさに親のよう。そして、みな対等な関係性の側面もありつつ、しっかりと上下関係が存在する二面性はまるで兄弟のようでした。 そんな幸せな家族のような、'14。
そこから'15という過渡期を経て、鞘師という柱が卒業した時から徐々にその関係性は変化し始めます。現在の関係性を表すなら"戦友"のようだとでもいうべきでしょうか。旅立った先で戦っている者もいれば、同じ場所で戦い続ける者もいる。彼女たちはいわばかつてともに戦った同志であり、"戦友"という言葉が、自分的にはしっくりきます。
あるいはこの9人の間の信頼関係が、そう思わせるのかもしれません。みんな大好きだ―さくなんかはまさにそれ。特にこのロッキンの記事から見れるその信頼関係には震えるものがあります。長い年月をかけて同じ道を歩み、辛いことも乗り越えてきたからこその信頼があって、それがないとこんな言葉出てくるものじゃないと、そう感じます。
モー娘・石田亜佑美8・10ロッキンへ戦闘モード オラつく体力オバケ | 東スポのハロプロに関するニュースを掲載
もちろんだーまーも、ぽんぽんも、この5人の間にある信頼関係や、クサいですけど"絆"みたいなものはすごく大きいと、日頃見ていて思います*5。例えば生田・小田みたいな普段あまり語られることのないコンビでもめちゃくちゃ信頼関係がお互いにあると思うんですよ。それはラジオとかの何気ない会話から凄く感じるし、このコンビだったら先日の2人の踊ってみたシリーズ*6は凄くよかったですよね。こう、お互い何も仕事しなくてもエンタメとして成り立っている感じ?伝わりますかね?すごく好きなんですよね。
この"戦友"のような関係性はもちろんOGも含め。このコロナ禍において、SNS活動が活発になったこともありその戦友同士の交流が見れることはこの上ない幸せですね。もうほんとに、それを見てるだけでうれしい!たのしい!大好き!って感じです。
鞘師のインスタにえりぽんがコメントしたり、いしどぅーでのインスタライブやったり。ポケモンに例えると、シンオウ地方を旅するサトシと、カスミやハルカが期間限定で一緒に旅するようなもんなんですよ。無印やAGから見てる人からすればたまらんじゃないですか。(伝わる人に伝われ...!!)
とにかく、鞘師がインスタを始め、今このような状況になったからこそ気付くことができました。自分がいかにこの9人に対して深い感情を持っているか。全くもってただのキモチワルイヲタクですが、こんなに大きなベクトルで感情を向けることができる存在がいることは凄く幸せなことなんじゃないかと思っています。
(追記)
三日月/絢香(cover by 重音) https://t.co/xskesHykjI @YouTube
— ハッジ (@hodge0525) 2020年8月15日
ほんとに、ほんとにそうなら嬉しすぎる。。
正直最初は結構疑って聴いてたけど、落ちサビぐらいのところでめっちゃぽいなと思って…
おまけに投稿日が8月5日で…
別に答え合わせがなくても、勝手にこちら側で確信に変わる何かが欲しい
重音さん、という歌い手の方を応援しています。
正直わからないです。これでもし違かったら凄く複雑な気持ちにはなりますが、きっとそうなんじゃないかと思っています。歌声の部分で、ハッとするような箇所も多かったですし。
今後も名前や顔は出さないと思いますし、当然本人がやりたいようにやり、それをちょこっと覗かせてもらうことができれば、すごく嬉しいです。そして何より、9人全員が何かしらで活動しているということも、嬉しいです。
(もちろん、ももち本人や山木さん、やなみんに通じている(と勝手に思っている)ももちイズムの表に一切姿を見せない美学もすごく素敵だと思っています。どちらも、素敵です。)
エピローグ
今のハロプロって歴史の中で見てもものすごく歌唱力とか、ダンス力とかいわゆるスキルが凄く全体的に高い状態にあると思うんです。ソロフェスや夏のハロコンをみていてもこんなにも全員が歌が上手いっていう時期はなかったと思うし、何人ものメンバーが自分で振付を創るなんて昔は絶対ありませんでした。そうなった要因は研修生制度の充実とかダンス部とか色々あると思うんですけど、そのスキル重視という傾向を加速させていく要因の一人に鞘師もなっていたのだと思います。
まーちゃんも、あゆみんも、小田も、パフォーマンスについて鞘師に言及することも多く、背中を常に追いかけている感じがします。それは鞘師が在籍していた時は特にそうだったし、卒業してからはその穴を埋めるわけじゃないけど、さらにいいステージや楽曲を作るために相当な努力をしていると思います。フクちゃんだって今や歌もダンスもヲタクを相当惹きつけていますけど、昔はそこまで評価されていたわけじゃなくて。"エッグ出身なのに"という理由から新人の頃は相当怒られていたみたいですが、鞘師みたいなスーパー即戦力が隣にいなければそこまで怒られることもなかったかもしれない。そこをフクちゃんは次に入ってくるエッグ(研修生)出身者の道を作るためにもという思いもありながら頑張っていたわけです。(生田に関しては鞘師のパフォーマンスに言及しているイメージがあまりなく...でもそんなところがまさしく生鞘という感じがして、個人的にはものすごく好きです)
もちろん12期も1年間鞘師とともに活動を経験していることは大きいと思いますし、ともに活動していなくてもかえでぃーやちぃちゃんは鞘師に大きく影響を受けていると思います。さらに、4年以上前に卒業したメンバーのことを憧れの先輩としてあげる研修生が未だにたくさんいることは、ものすごいことだと思います。
なるべく客観的に物事を書こう、と思って書いてきましたが、"この9人に対しての思いやりが凄く強い" というところがこの記事を書く出発点だったのでどうしても主観的な要素が強くなってしまいました。読まれて不快と感じる部分があったら、申し訳ありません。
鞘師はたしかにすごいパフォーマーですが、歌とか、ダンスとかそんなものに関係なくハロメンはみな好きです。素敵です。それは楽曲の力とかもあるけど、やっぱりいいステージを作るために努力して、そこに対してストイックな姿に惹かれているんだろうなと思います。しかもアーティストとしてではなく、アイドルとして歌を歌い、踊っていることに対して。
初めにハロプロを好きになった時はこんなにも長く愛することになるとは思いもしなかったな。今は、ハロー!プロジェクトが続く限りずっと好きでいるのかなと思っています。
6年越しに広がっていた繭期と黑世界へ続く扉。そしてハロプロという総合エンターテインメント集団。 -リリウムに寄せてー(ネタバレ無し)
先日、モーニング娘。'14とスマイレージによって行われた舞台「LILIUM-リリウム少女純潔歌劇-」を観た。
恥ずかしながら、これが初見だった。Twitterのアイコンも鞘師にしてしまっているし、固定ツイートも鞘師について書いたブログ(ただ漏れ出る感情を書き連ねただけのものだけど)にしているのにも関わらず、まだリリウムだけは見たことなかった。
これは、繭期への扉を開いたそんな一人のハロヲタが感じたあれこれの話。
永遠の繭期への扉
なぜ急にリリウムを観ることになったのか。もちろん絶賛されている作品だということは知っていたし、ハロプロだけに収まらずTRUMPシリーズなる一見女性アイドルとはかけ離れた人気シリーズの一部であるということも知っている。シリーズ物は好きだし、興味をそそられる要素はたくさんあった。ただそれ以上に、観る者すべてが"絶望"する、"壮絶なバッドエンド"ということも知っていた上、なかなか見ることができなかった。あまりの衝撃にその絶望を数週間引きずるという人もいるそうで、自分の精神がもろいことは自覚しているからそれを引きずっても生活に支障をきたさないタイミングで見ようと思っていた。
ところが、7月のある日に鞘師里保が主演で舞台をやるという発表があった。舞台の名は、
黑世界 ~リリーの永遠記憶探訪記、或いは、終わりなき繭期にまつわる寥々たる考察について~
この発表は自分にとってもちろんうれしかった。あの鞘師が、本格的にステージの上に戻ってくるのだ。これ以上に嬉しいことはない。しかし、Twitterなどでいろんな反応を見ているとこの発表はただ「鞘師が戻ってくる」という事実以上のことらしい。自分のような鞘師が大好きな人間よりも、TRUMPファンの人の方が喜んでいるような気もした。どうやら"あの"リリーがTRUMPシリーズに帰ってくる、しかもリリウムと同じく鞘師が演じるということにものすごく感情を揺さぶられ、気持ちが高揚している人が多い。
「え、ずるい。俺もその感動を味わいたい。」
こう思った故、すぐさまリリウムを観劇した。この感情が、6年間も開かれなかった永遠の繭期への扉をいとも簡単に開いた。
そしてその結果、やはり、素晴らしい舞台だった。メンバーも、作品そのものも。迎えた結末は想像を絶する絶望だったし、現在もしっかりと絶望を引きずっている。そして、「この感動を共有したい!!」と、はーちんやよこやんばりに思っているからこそ、このブログを書いている。
そもそも、このブログでは鞘師の復活にも触れていなくてそのことについてもつらつらと書きたかったが、時期を逃した…
あらすじ
(いまさらこのブログでネタバレ無しのあらすじを書くところから始める意味があるかはわからないが、一応導入として。)
ヴァンプと呼ばれる吸血種の少女たちが暮らす療養所である日、シルベチカという少女が失踪する。リリーはシルベチカを探し回るも、なぜかみなシルベチカのことを覚えていなかった。まるで初めからシルベチカなど存在しなかったかのように...
みんなが何かおかしくなってしまったのか?それとも自分が繭期のせいでおかしくなってしまったのか?いや、でも確かにシルベチカは存在したはずだ...
困惑するリリーの前に現れたスノウはこう忠告する。「シルベチカを探さないで。」
繭期とは、人間でいう思春期のようなもの。しかし繭期を迎えたヴァンプたちは心身ともに非常に不安定なため、この療養所で暮らしている。そんな彼女たちが最後に目にする現実は、想像することもできなかった絶望だった...
舞台作品としてのリリウム
すごい舞台だった。あまりの衝撃に見終わった直後はその感想しか出てこなかった。
脚本もすごい、演出もすごい、音楽もすごい、もちろんメンバーの歌も演技もすごい......上げ出したらキリがないくらいどの部分も切り取ってもすごい舞台だった。
それに加えて、確かに心をエグられる物語だった。相当なダメージ。そしてそれを長いこと引きずっていたのも確かだったが、不思議とすっきりしている自分がいた。心が黒い雲で覆われているようで、実はすごくスカッとしている晴れ空のような気持ちもあった。この理由は何とも形容し難いが、おそらく素晴らしすぎる舞台が見られたおかげで絶望などどこかに飛んで行ってしまったのかも知れない。
実際、物語も途中からシルベチカ失踪の謎が一気に明らかになっていくのだが、その様子は厚い雲でいっぱいの空が晴れていくがそこに広がっていた空の色は真っ黒だった。みたいなそんな展開。もうね、ほんと凄いの。みたらわかる。
ハロプロという総合エンターテインメント集団
メンバーについて触れていくと、やっぱりハロー!プロジェクトは総合エンターテインメント集団だなと思わされる。歌も、ダンスも、演技も、はたまたお笑い、トークや、ビジュアルに関しても。この舞台に限らずの話だけど、どんな分野に対してもきっとストイックに向き合っているし(メンバーによってその比重は違えど)、それはアイドルという職業だからできることだと思っている。アイドルだからこそ幅広く色んなことができるし、その中で一つ一つのレベルが高いからものすごく惹かれる。先日の小田ちゃんのブログでもこんなことが書かれていた。
逢いたくていま。小田さくら | モーニング娘。‘20 天気組オフィシャルブログ Powered by Ameba
ひとつ…
不躾な事を言わせて頂くと…
「歌上手!アイドルもったいない!」
「アイドルってよりアーティスト!」
というお言葉
もちろん、お褒めの言葉として有り難く受け取っております!
ですが、私はアイドルでいる事が誇らしいですよ〜歌もダンスもお芝居もモデルもグラビアもトークも全部挑戦できて見て頂けますもんキラキラ
人としての内面や趣味までも!
それぞれ全部のレベルが高ければ高いほど
アイドルかなぁ〜と思いますね!
なんという説得力...!!小田は歌に対してストイックだし、そこの比重がとても大きいとは思うんです。でも、そこに匹敵するくらいビジュアルに対しても気を遣っているし、ダンスや表情の魅せ方もこだわっているし、ライブのMCも面白いものを届けようとしている、ということがファンからもわかるからこその説得力だと思うんです。歌手でもなく、ダンサーでもなく、"アイドル"であることの意味はそこにあるんじゃないかと思います。
話を舞台に戻すと、その"アイドル"という職業の一端を担う舞台であり、演技。みんな凄いし、新たな一面を観させられる。
リリウムでいうとかななんがいい意味で期待を裏切られた。今でこそスマイレージ/アンジュルムを支えた2期メンバーの一角でありそんなイメージはないが、当時は何をやってもイマイチな劣等生的ポジションにいた。そんなかななんが演じる男役ってどんな感じなんだろう...?とみるまでは思っていた。特に当時は演劇女子部が発足したてで、メンバーが男役をやるということ自体が新鮮だったのでなおさらその感覚が強かった。しかし蓋を開けてみればかななんはすっかり男子寮で暮らす少年のヴァンプだった。あまり言うとネタバレになってしまうが、あの人とのまさかのデュエットは本当に痺れた。鳥肌止まらなかった。これがもっとたくさんの人に知れ渡ったら、景気もようなるはずや。
あともう一つ言うと、このときのばくわら世代が高1というのが信じられない。もはや嘘。鞘師やめいめいはこの舞台で主要人物の役割を担っているわけだけど、普段のライブのステージだけでもあんなに凄いのに、舞台でこんなにも魅せられたらたまったもんじゃないよ。小田なんてあれで初舞台よ?なにあの貫禄は?ほんとに人生何週かしてないと説明がつかない。
でも、ばくわら世代が高1ということはあのどぅーは中3なのか...?え、それは本当...?
モーニング娘。'17で卒業した時はもっとアイドルとしての工藤遥が見たかったと思ってたよ。だってめっちゃ可愛いし、めっちゃキラキラしてるし、歌もダンスもどんどんうまくなってたし、キャラ的にも当時の娘。に絶対必要だと思ってた。けどそんなこと思えたのはきっとリリウム見てなかったからというのもあるんだろうなと感じた。これ見せられたら誰も女優としての工藤遥の歩みは止められない。
もっと語りたいメンバーはたくさんいる。あやちょが演じた苦悩や、あゆみんの助演の助演っぷりと滲み出るだーいし感、それからマーガレットのハマり具合も。それから3バカが躍動することによって生まれる、彼女たちの演出の功というのも語りたい。けどネタバレになってしまうし、長くなってしまうので割愛。また時間があればこのブログで、今度はネタバレ含め書きたい。もちろんメンバーについてだけじゃなくて、話の核心や尽きぬ疑問点についても。
黑世界へ続く扉は、一つだけではなかった
導入でも話した通り、黑世界という舞台で"あの"リリーが帰ってくるということに対しての気持ちの高揚を感じたかったからリリウムを観たのだが、見終わった今の自分の気持ちは、
「え、このリリーが帰ってくるの?マジで?エッッッモッ!!」
という感じ。見事にみんなが感じているこの感動を共有できて非常に満足。もしかしたらリリウムを見ている人からしたらエモいっていう表現は合ってないかもしれないが、リリーが帰ってくるということに加えてそれを演じるのが鞘師里保であるということ。これが非常にエモい。エモいという一言で片づけたくないが、それ以外の言葉でも表しきれないようなこの感情。TRUMPシリーズでは同じ役を同じ人が演じることがあまり無いというからなおさら。
そしてもう一つ。黑世界に飛び込む前に、やはりTRUMPシリーズを見ていくべきだろうなと思った。ネタバレの無い範囲でいろんな記事や、シリーズのあらすじを読んでいったが、きっとシリーズの他作品を観ることによってリリウムの世界がもっと深くなるだろうし、黑世界も心の底から楽しめるものになるだろう。このリリウムという作品は自分にとって、この壮大な物語のわずかな序章に過ぎないということは今の状態でも分かる。まだ一つ目の扉を開いただけだった。
また一つ、人生の娯楽が増えてしまった。その中身は娯楽を娯楽と感じることができなくなる絶望だけれども。もしかしたら僕も今、永遠の繭期への第一歩を踏み出しているのかもしれない。
スマイレージの輝き~ハロプロ史の中での異質さ~
最近、時間が有り余っているのでU-NEXTに入ってハロプロの映像ばっかり見てる。α星の姫の愛に涙し、東と西の友情に涙し、ウルジナ国王の葛藤にまた涙する日々を送っています。
演劇女子部だけじゃなくてLIVE映像も結構見てる。愛ちゃんの卒コンは本当にいい。一曲目のミスムンからめちゃくちゃかっこいいし、これでもかと愛ちゃんの良さを生かしたセットリスト。モーニング娘。史上最高のパフォーマーの一人にふさわしい卒業コンサートだった。それと9期がただただ愛おしい。ここから成長する彼女たちのことを思うだけでものすごく尊い気持ちになる。
℃-uteの初武道館も見た。アイドルに憧れられるアイドルというものすごく重い称号にこれまたふさわしいパフォーマンス。みんながイメージする、あの℃-uteの完成度の高さっていうのはこの辺りに時期に完成されたと思う。千聖が歌唱メンとして花開き、やじすずの圧倒的ツートップだけじゃない、厚みのあるグループ。ハロプロにおいて語られるべき成長物語の一つだと思います。
歴史をこうやって少しだけ切り取ってみても、ハロプロといえばパフォーマンス力の高さとそこに向けて努力するストイックなメンバーの姿、というのが多くの人を虜にする一つの魅力だと感じます。
その他にもハロコンとか、J=Jの武道館とかも見たんだけど、その中でも凄く異質だったのが、「スマイレージ2011 Limited Live”S/mile Factory”」。
やっぱりね、この4人はとにかく可愛い。ほんとに可愛かったのよ。知ってたよ?そんなことは知ってたし、YouTubeに昔から乗ってる映像も結構あったから見たことある曲も割と多かった。でも改めて可愛いなと思ったし、ほんとに良いグループだなと思ったからこうやってブログに書きたくなった。
まず見てて思いを馳せたのはゆうかりん(前田憂佳)。なんていうんでしょうね、あのオーラは。お顔がめちゃくちゃかわいいでしょ、まず。この世のものとは思えない、ほんとに天国にしかいないんじゃないかというお顔立ち。そんなに可愛かったら多少どっかに欠点がありそうなのに世界一短いスカートから伸びているのはスラっと長くて細く白い脚。だから全身が映っているショットの時に圧倒的なオーラがあるんだと思います。ここまで外見だけで人を惹きつけあれるハロメンってゆうかりんぐらいじゃないかな。(なんか気持ち悪くなってたらすみません)
でも可愛いのは見た目だけじゃなくて、声とか、仕草とか、歌っている姿も全部。特に声はかなり特徴的で、一発で歌っているのがゆうかりんとわかる声。でもただかいいだけじゃなくて、どこか強さを感じる、そして響く声。音楽的にも意外とどんな曲でも馴染む。だからこそHigh-Kingなんかも組めたんだと思う。
自分がこのLIVEを通して一番ゆうかりんが可愛かったシーンは、最初のMCの締めであやちょから今日の意気込みを振られて、「フレッシュ憂佳になりたいの~」ってやったんですよ。(その前にかにょんがそれをやった件があった)その意気込み自体もものすごく可愛かったんだけど、その後照れて慌てて次の曲振りをする姿が脳裏に焼き付いてて離れない。
そしてもう一人、さきちぃ(小川紗季)。この子はとにかく歌が上手い。いや歌が上手いっていうか魅力的っていうのかな。ピッチがめちゃ正確だし、もちろんシンプルに技術的な部分も高いのだと思うけれど、そういうことだけじゃ測れない、それ以上に魅力的な"歌い手"という感じ。「歌」よりも「唄」を歌っている。そんな感じ。初期スマイレージを知っている人ならだれもがもう一度彼女の歌声を聞きたいと思っているはず。1フレーズだけで聞く人を虜にできる、そんな力の持ち主。
『ロマンティック 浮かれモード』の間奏中のフェイクから大サビの流れは圧巻。それ以外でも、たとえ短いフレーズでも自分の個性を出せる。『This is 運命』の冒頭の1文字のパートですら声を響かせる。かわいくて幼い雰囲気を常に醸し出しているグループから、突然に、予告なく聞こえてくる彼女の声はスマイレージというグループの大きな武器であり、初めて聞いた人は必ずその声が頭に残って離れないと思う。
もちろんあやちょ(和田彩花)とかにょん(福田花音)も可愛かった。けどこの2人に対しては、とにかく「子供だな~」という印象が終始離れなかった。ゆうかりんとさきちぃに対して2人だけが子供だったのではなく、やはり大人になって酸いも甘いも経験した2人の姿を知ってるからそう思うのでしょう。現在、いろんな方面でなかなか刺激的な活躍をしてる2人にも、とにかく"悪ガキッ"で普通の人と同じく幼い時期があったんだなと実感する。いやむしろ普通の高校2年生にしては幼すぎるぐらいだと思う。
ここから2期メンを向かい入れ、6スマとして厳しい時代を経験し見事に這い上がって武道館を埋め、そしてアンジュルムへと繋がっていく。あやかのんほどエモいコンビもなかなかいないですよね。またいつか6スマについても語りたいかなと思っているので、二人についてはその時にでも語りたいですね。
そしてここからは、タイトルにもあるこの四人の「異質さ」について。これはあくまで自分が感じたことですが、この4人のグループはものすごく異質で、例外的なグループじゃないかなと思います。
記事の最初で言った通り、客観的にみてハロプロといえば「歌とダンスのスキルが高い」とか「パフォーマンスに対してストイック」っていうイメージだし、特に2020年現在のハロプロは最もその傾向が強い時期だと思う。おそらくその傾向はプラチナ期の娘。や先述した℃-uteが作ったもので、そこに憧れた世代が入ってきて活躍し、またそれに憧れている世代が次に入ってくるという循環が生まれてるんじゃないかなと思う。
そしてこれは全く意味のない仮定だけど、もし当時のスマイレージがいまのハロプロでデビューしたらどのような評価を受けるか?ということ。
「ロッキンに向けて暖房きかせてリハするのマジ凄い!」とか、
「全員歌が上手いJuice=Juiceが最強!」とか、
「BEYOOOOONDSはパフォーマンスが新人離れした研修生の精鋭軍団!」とか、
ハロメンやハロプロのグループに対して、そういう評価の仕方がものすごく多いと思うんですよ今。そしてこれは今だけじゃなくて、20年以上の歴史の中で基本的にハロプロではそういうことが評価されてきているんじゃないかと思うんだけど、そのなかでこの4人のスマイレージはやっぱり異質だと思うんです。(別に今のハロー!を否定したいわけじゃなくてね)
パフォーマンスにストイックどころか、むしろめっちゃ不真面目。嫌な仕事の時は4人でマネージャーさんから逃げたとかそんな類の話はたくさん聞いたことがあります。でもきっと当時のヲタはそういうところ含めて好きになっているんだろうと思う。いまだったらめっちゃ叩かれてる可能性もある。(こないだのグッズ紹介ののときのまーちゃんみたいな)事務所側もきっと、パフォーマンスをウリにするつもりはあんまりなくて、むしろウリにしたのはスカートの長さという、いかにもハロプロっぽくない感じ。曲中も、セリフは棒読み気味だし、あやちょとゆうかりんの歌は結構不安定。彼女たちだってエッグに入ってから5年以上たっているんだからもうちょいレベル高くてもいいんじゃないかなと思ってしまう。特に今の研修生出身のメンバーたちを見てるからだと思うけど。
でもじゃあ、なんで彼女たちはこんなにも素晴らしいグループかというと、それを覆すほどの可愛さという魅力があったからだと、結局はそう落ち着くんだと思います。グループ結成当時は特に、プラチナ期真っただ中でしたから。ヲタにとって目新しかったというのもあったと思います。エッグからのデビューというのも含め。モーニング娘。を筆頭として、"辛気臭い系"の曲とかが多かった中に『ぁまのじゃく』をひっさげて放り込まれたわけですから、間違いなく興味は引くと思います。これは『愛おしくってごめんね』の嬉唄ちゃんのセリフをひっさげていったカントリー・ガールズも共通する部分があると思います。
別に何が言いたかったわけでもありません。改めて初期スマはほんとに可愛いグループだと思ったこと。そしてそれがハロプロの中で結構特殊で、異質であると感じたということを何となく書きたくなって、ざっと、書いてみました。
#おうち時間 ハロプロシャッフルのセトリを考えてみた【本編】
題名の通り、こちらが本編です。笑
前回は、ハロプロシャッフルの魅力、そしてこのシャッフルセトリを考えるにあたってのポイントを語ってきましたが、本題の考えた(妄想した)セトリについて選んだ経緯なんかを語りながら書いていきます!
↓シャッフルの魅力、選び方について書いた前回の記事↓
というわけで、現役ハロメン53人から真剣に妄想しました。実際はハロコンの前にちゃんさんや結が卒業する予定だったので現実には起こり得ませんが、一応ハロコンのシャッフルコーナーでやるという想定で作ってます。ただ、ワンハーフでのパフォーマンスの想定です。組数的に長くなってしまうので、そこらへんもあまりリアリティはないかもしれませんが気にせず行きましょう。
じゃん!!!
1.『もしも・・・』(モベキマス)*1【羽賀・笠原・植村・小野・高瀬】
2.『黄色いお空でBOOM BOOM BOOM』(黄色5)*2【森戸・山﨑愛・竹内・佐々木・谷本・清野】
4.『笑顔YESヌード』(モーニング娘。)*4【伊勢・金澤・段原・山岸・新沼・島倉・前田・平井】
6.『抱いてよ!PLEASE GO ON』(後藤真希)*6【工藤・岡村美】
7.『先輩 ~LOVE AGAIN~』(カントリー娘。に紺野と藤本)*7【譜久村・横山・川村・浅倉】
8.『壊れない愛がほしいの』(7AIR)*8【生田・石田・太田・橋迫・岸本・秋山・一岡】
9.『ロッタラ ロッタラ』(Buono!)*9【加賀・稲場・小片】
10.『シャイニング 愛しき貴方』(カントリー娘。に紺野と藤本)*10【佐藤・高木・山崎夢】
11.『This is 運命』(メロン記念日)*11【北川・上國料・小野田・里吉】
12.『ぁまのじゃく』(スマイレージ)*12【牧野・岡村ほ・江口・小林】
※脚注に動画リンクあります。知らない曲があった方は見てみてください!
読んでくださっている皆さま。。。どうでしょう。。。
正直、めっちゃ自信あります!!www
何に対しての自信だよという感じですが、もしこんなシャッフルが実現すれば間違いなく素晴らしいステージが中野サンプラザに繰り広げられるという自信があります。いや、別に自分が凄いんじゃなくてハロメンとハロ曲が凄いんだけどね。
まあとにかく、「このユニットみたい!」とか「この曲を歌うこの子絶対イイ!」とかってなってくれればいいかなと思います。
それではここからは、選んだ経緯を実際に決めた順番で振り返って、解説していきたいと思います。何ならここからが本番です。
『This is 運命』(メロン記念日)【北川・上國料・小野田・里吉】
まず最初に考えたのは、アンジュルムのヒロインであるカミコはどんなユニットでどんな曲がいいか。なぜ総勢53人もいるハロメンの中でカミコ一人に注目したのか。それはカミコがシャッフルの申し子だからです。
カミコが入るシャッフルのユニットはどれも素晴らしいんですよ。曲でいえば『会えない長い日曜日*14』『CRAZY ABOUT YOU*15』『心の叫びを歌にしてみた*16』『人生はSTEP!*17』など。どのユニットも高いレベルでまとまっていて、なんといっても自然。ほんとにシャッフルユニットかと思うぐらい違和感がない。それを作っているのはカミコのクセのない声がどんなメンバーとでも比較的馴染みやすいからなんじゃないかなと思っています。これだけのビジュアルとヒロイン性、そして歌唱力があって、その上でのことですからシャッフルというシステムに最も適性のあるメンバーなんじゃないかと感じています。
そうなったらカミコを誰と組ませるか。いまのハロプロの中堅世代を担っているカミコですから、じゃあ同じぐらいの世代のちぃちゃんとかがイイかなと思って、最初は【森戸・上國料・小野田・里吉】で『I&YOU&I&YOU&I*18』に決めてたんですよ。でもなんか納得いかなくて。安易すぎない?ってなってました。なので他を決めていくうちにいい案があったら変えようと思っていたんですがとある事情でちぃちゃんと北川をスイッチすることになり、そのまま曲も『This is 運命』に変わりました。
この曲では、4人の表情に注目したい。曲中の登場人物のことをよく考え、自分の表情を魅せるのが得意そうなメンバーが揃いました。しかもこの曲は登場する人物像やシチュエーションがはっきりしてる分、4人がみんな自分の色を出してきて個性豊かな表情が見れそう。中でも北川は挑戦ですね。去年から新人離れしていたと思いますが、どこまで3人に食らいつけるか。
ちなみにセリフはさおりんとうーたんに言ってほしいです。もうこれでもか!ってぐらいビジョンで目立ってほしいです。
『笑顔YESヌード』(モーニング娘。)【伊勢・金澤・段原・山岸・新沼・島倉・前田・平井】
何でまだ一曲目なのにあんなに長く書いちゃったんだ…?
カミコのユニットが決まって、次に考えたのは佳林ちゃんさんの所在。この子もカミコと一緒でクセの無い歌声によってシャッフル適性が高い。だからどうしようかなと思ったんですが、なんとなく大人数グループのエースにしようと思ったんです。7~8人の。じゃあ小田とのツートップにして、その間を夢羽かりか様に割ってきてもらう感じ*19にしようかなと思っていたんですが、ふと気づいてしまったんです。「佳林ちゃんにとっては最後のハロコンになるよな…。最後のハロコンなんだから、2~3人組で圧倒的な実力を見せつけなくていいのか…?」と、もう来る予定の無い佳林ちゃん最後のハロコンのことを真剣に考えてしまいました。そして佳林ちゃんはこのグループから外れることに。
じゃあ代わりにJ=Jからかなともを入れようとなったんですが、そこでふと大人数ユニットの候補曲を見るとそこに『笑顔YESヌード』の文字があり、「かなとものエガヌーが見たい!!」となりました。そうすると持ち曲である小田は外れ、あとは順当にエガヌーを歌ってほしいメンバーが入りました。
注目は、希空、れらたん、そして美葉ちゃんです。みんな個性的な歌声をしていますが、全員エガヌーを魅力的に歌ってくれるという確信があります。
ちなみに、ワンハーフでやる場合この曲にはフェイクが3度登場しますが、それは瑠々ちゃん、りか様、かなともの3人に歌ってほしいです。
『先輩 ~LOVE AGAIN~』(カントリー娘。に紺野と藤本)【譜久村・横山・川村・浅倉】
そして次に考える軸になったメンバーは、横山玲奈。この子も前の2人と同じような理由でシャッフル適性が高いというのもありますが、最近モーニング娘。内でも飛ぶ鳥を落とす勢いで中心メンバーに育ちつつあります。そこで注目されているのが彼女の「セリフ」。『Oh My Wish!』や『シャボン玉』での活躍は記憶に新しいところ。その活躍の裏には数々の努力があり、「ハロプロライブコメンタリー」で振り返ったときに涙してしまうほど。歌詞やセリフの意味を真剣に考え、初めて先生と衝突し…普段はあんなにもわかりやすくおちゃらけキャラなのにパフォーマンスに対しては真摯に向き合い、悩み、葛藤する。研修期間僅か数か月で娘。加入し、同期はあのスーパー研修生加賀楓だけという状況で即戦力として違わぬ活躍を見せた所以もそんなところにあるのでしょう。そういうところがホントに好きなんです…
すみません、少々語りすぎました。さあということで始まったのはセリフ曲探し。「よこやんに言ってほしいセリフがある曲」という基準で探し始めました。『都会っ子純情』『AS FOR ONE DAY』とか。最初は『愛おしくってごめんね』にしようかと思ったんですよ。けどなんかすげーセリフっぽくなっちゃうかなーと思って。よこやん得意のリアル感が出ないかなみたいな。次に『もしも・・・』にしようかと思ったんですが、わたくしよこやんの歌も大好きでして、「よこやんの歌が聞けないのは嫌だ!」となりこれも却下。(『もしも・・・』のセリフ担当は曲中に歌唱パートがない)そんなところに浮かんできたのが『先輩 ~LOVE AGAIN~』。これも登場人物がはっきりしてる分、さらに我々の想像の上をいくよこやんの怪演に期待したいです。
他のメンバーはカントリー娘。感のあるメンバーを選出。特にふくちゃんは期待。ふくちゃんが歌うこの辺の時代の曲って好きなんですよね。ハロー!の歴史ごと愛している、リーダーのハロプロ愛がいつも伝わってきます。最初は紗友希もいて、5人組だったんですけど、とある事情で紗友希がほかのユニットに必要になり4人組に。まあオリジナルも正直こんこんがお休みしていた2004年冬(なっち卒コン)に4人で歌っていた映像のイメージが強くて。だからまあ4人でいいかと思いこのメンバーに。そして同期であるよこやんとかわむーの共演にも密かに期待。
『もしも・・・』(モベキマス)【羽賀・笠原・植村・小野・高瀬】
この前の曲を決める途中に『もしも・・・』の話が出てたと思うんですけど、その時に思ったんです。「モアジツビ」と語呂は悪いですがグループ数がちょうど5個だったし、割と早めに新しいグループもできそうだし、各グループ一人ずつ選んでもしもやるなら今じゃね?となったわけです。というわけで選曲完了。ふくちゃんが唯一のオリメンとして現役でいるわけですが、ふくちゃんだけいるのも違うのかなと思ったのに加え、前の曲でものすごくフィットしていたのでここはふくちゃん以外から選ぶことに。
メンバーの人選自体は割とすぐ決まりました。なるべくオリメンと同じような基準で選ぼうと。がっつり歌唱メンじゃなくて(桃子が歌唱メンじゃなかったら誰が歌唱メンなんだよ)、かわいい雰囲気を持っている子、みたいな感じでしょうか。中でも楽しみなのはあかねちんとおみず。絶対この曲にあってると思うんですよね。特にあかねちんはどぅーヲタの本領を発揮してほしい。あかねちんはね、ほんとに最近歌が上手くなった。去年からずっと言ってる。もっと娘。内でもソロパートを増やしてほしい、彼女の歌声をもっと聞きたい。加入したばっかりの時は歌声がものすごく子供っぽかったですよね。もちろんそれは個性だし彼女の良さだと思うんですけど、当時はそれが歌うときに上に外れやすかったと思うんですよね。(音が外れていたとかじゃなくて、感覚的に)それであんまりパートももらえなかったと思うんですけど、ちょっぴり大人になったいまのあかねちんはばっちり決めてきます。まだパートは多くありませんが、ピンポイントできっちり印象に残るように歌い方とかも工夫してる感じがします。あとは動きもほんとに印象に残る。『浪漫 ~My Dear Boy~』のダンスとか、『I surrender 愛されど愛』の感想とか。もっとピンポイントでいうと、ロッキン'19の『みかん』のAメロの終わりで観客に向かって腕を振ってるところとか。あかねちんの姿が脳裏に焼き付いています。長い手足を活かした彼女のダンスと歌声には今後も注目です。シャッフル関係ねえ
『悲しきヘブン』(℃-ute)【野中・井上】
そろそろ2~3人の少人数ユニットがほしいなと思って次のユニットを考え始めました。そしてシンプルに「悲しきヘブン見たい!」となりました。しかしこの人選に予想外に苦戦しました。というのも、自分の中に人選のハードルが意外とたくさんあったのです。やっぱり一番は2人の対称性。年齢やキャリア、できれば身長、それからグループ内でのポジションなんかもできれば同じぐらいがイイという思いがありました。なぜかというとこの曲は二人のボーカルが上下のハモパートを目まぐるしく入れ替わり、どちらかだけが前に出たり、片方に何かが寄ったりすることが許されない曲なんです。2人のバランスが命なんです。
オリジナルは愛理と千聖ですが、当時愛理は℃-uteの圧倒的エースだったと思うんです。けどこの曲を二人で披露した時の衝撃は凄かったんじゃないかと思います。3バカの一角であった千聖が愛理と肩を並べていたんです、いつのまにか。どちらかだけが前に出ることが許されないこの曲を見事に歌い上げてたんです。実際、この時期あたりから℃-uteは勢いをつけ、武道館公演まで突っ走っていきます。その要因には間違いなく、岡井千聖の成長によりグッとパフォーマンス力が上がったことがあると思います。それを象徴するのが『悲しきヘブン』じゃないかと思います。
以前、ハロコンで小田さくと佳林ちゃんが披露したことがありますが、あの二人は年齢的にも歌唱力的にもぴったりでしたよね。ああいう人選を目指した結果、混迷を極めました。しかし結果的にはちぇるとれいれいに落ち着きました。二人とも、これからの娘。とJ=Jを支えていくであろうメンバー。娘。の核が9~11期であるなら、J=Jではオリメンが核といえるでしょう。どう転んでもその核となるメンバーの卒業が相次ぐであろう両グループ。そのときに穴を開けさせない活躍をきっと見せてくれるであろう二人の歌唱が聞きたいです。
『悲しきヘブン』と若干被ってしまうようなとこもありますが、2人組の次は3人組と考えたときに『ラストキッス』が聞きたかった。そして改めて考えてみると…「結の歌との相性絶対よくない!?!?」となりました。これね、結構会心の選曲と人選です。若くしてハロー!を卒業し、ふなちゃんが次に向かうはダンスの世界。ということで最後に歌でしっかり魅せて卒業してもらいましょう、という気持ちもあります。不思議とそんなに語られることないですけど彼女の歌ってほんと素晴らしいですからね。こうヲタの中ではどこか当たり前になってしまっていたのかもしれません、ふなちゃんの歌が上手いということに対して。まあ小学生で研修に入って最初からうまかったですからね。
そして相方はやふぞうとニシ。この二人も会心of会心ですよ。ルーズリーフにね、53人の名前を書きだして決まったメンバーから斜線を引いていくって感じで選んでたんですけど、結が決まったらこう二人の文字が浮かんで見えましたもん。文字が訴えかけてきました、正解の人選を。
里愛ちゃんに関してはほんとに新人か?っていうパフォーマンスを見せてくれそう。というかもういろんなところで見せてるけど。こんなに難易度の高い曲も派手に魅せるんではなく、どこか当然のようにこなしてしまうところが見てて気持ちがイイ。この曲でそれをやってくれたらもうお手上げですよ。ニシもほんとにね、THEハロプロって感じですから、この子は。里愛ちゃんとは反対に、ガツガツ行ってほしいですね。誰かが言ってて共感が激しかったんですけど、BDイベントのセトリがものすごい攻めてて、ハロプロカッコいい定番曲の応酬でしたからね。過去にもやっている人が多い分、比較とかもされやすくてなかなか勇気のいる選択だと思うんですよ。だけどそこは持ち前の負けん気というか、キャラや容姿に似合わぬ魂があると思うので、ぜひそれを発揮してほしいです。
とにかく、このユニットに関しては自信があります。(2回目)もしかしたら今回の中で一番かもしれません。
『恋の花』(安倍なつみ)【小田・宮本】
ここまでもう半分以上考えて、次はそろそろ佳林ちゃんさんのユニットを考えないといけない。佳林ちゃんはどうかんがえてもハロプロ史に残るビッグレジェンドなんですよ。それだけに後悔の無いような、歴史に残るシャッフルを見たいという気持ちがあったのでどうするか。そう考えたらやっぱり小田と組ませるしかなかった。小田もだれもが認めるハロプロの歌姫ですからね。うん、後悔はない。(うそ、やっぱりまーちゃんとの組み合わせも見たかったなああぁぁぁ…ジュリンはあの一曲で終わらせるにはもったいなすぎ由ユニットだったからなあ…。あ、でも小田とまーちゃんとの3人組でもよかったかもなあ。うわそれもめっちゃええやん!!けど2/3が娘。ってちょっと偏りすぎてるし、そんだけ固めちゃうと他のユニットにエースがいなくなっちゃったりする...?でもそれも出し惜しみなるからなあ。はあ。)
えー、とにかく小田宮本の2人組ということは決まったのですが選曲がなかなか決まりません。いろんな映像も見返しました。自分のプレイリストも全部見て。けどどうもしっくりくる曲がなかったんですよ。それで、自分が感じる二人の共通点ってなんだろうなーと思って。そしたら二人に共通するイメージが、なっちだったんですよ。
モーニング娘。のマザーシップともいわれる安倍なつみ。彼女がいなければそもそもモーニング娘。が誕生することもなかったのでしょう。ということはハロー!プロジェクト自体も。つまりハロプロの原点といっても過言ではない存在だと思うのですが、小田さくとか佳林ちゃんって一番のハロプロの体現者だと思うんですよ。(あとふくちゃんも)そんな二人だからか、なっちのイメージと重なる部分が二人ともにあるんですよね。佳林ちゃんはなんてったってつんくさんに「だってJ=J組めなくなるやん」って言わせた存在ですからね。娘。ができる時のなっちと同じですよ。小さい頃はよくなっちに似ているなんてファンの間でも言われていたみたいですし。小田ちゃんに関しては、さくらのしらべでやるなっち曲めっちゃいいですからね。第1回の『息を重ねましょう』なんてとんでもない衝撃でした。初めて聞いた曲だったけど、調べてなっちの曲だとわかったときは妙に納得感がありました。そんなこんなで安倍なつみの曲にしたいと決まってから『恋の花』にたどり着くにはそんなに時間はかかりませんでした。自分が大好きな曲というのもありますが、二人組とのシナジーもあるし、二人のイメージにもピッタリなんじゃないかと。まあ実現したら素晴らしいパフォーマンスになるだろうという想像は語るまでもないですよ。
[番外編]Independent Girl~独立女子であるために(Buono!)【佐藤・小田・宮本】
ちょっとどうしても書きたくなったので書きます。この3人が揃ったらすごいですね。ものすごい。いまのハロプロの最高戦力といってもいい破壊力があります。ONE PIECEでいったら三大将。(戦力って表すことに嫌悪感ある人いたらごめんなさい)
愛理パート:佳林
雅パート:まーちゃん
桃子パート:小田さく
がいいかな個人的には。シャッフルパートでこの3人が出てきて、この曲のイントロが流れ始めたときの会場は熱狂の渦に飲み込まれること間違いないですね。想像しただけで鳥肌が立ちます。そしてできればフルでやってほしい。できればっていうかこれはマストかもしれない。やるならね。
後考えた曲の候補としては『Do it! Now』。
『ぁまのじゃく』(スマイレージ)【牧野・岡村ほ・江口・小林】
実はこのユニット、ほのぴが起点でした。ほのぴの場合は方向性が2つ思い浮かんで、彼女の長所というか、イメージを活かしたカワイイゆるふわな感じでいくか、ちょっとダークでイケイケな感じで違うイメージを見せていくかのどっちかかなと。彼女は未経験からの新人ですけど、後者の方ができることも『GIRL ZONE』で証明してますからね。とんでもない器の持ち主ですよ。でも悩んだ末に前者の方を選ぶことに。その場合イメージにぴったり来たのは初期スマの曲でした。それで残りのメンバーはスタイルなんかも加味して雰囲気の合うメンバーを選びました。
絶対見てて楽しいですし、もう口元が緩くならざるを得ないと思います。自分が思うオリジナルの『ぁまのじゃく』の良さは、終始可愛らしくパフォーマンスは展開されていくのに、さきちぃのハイレベルな歌唱が突然ぶっ込まれることなんですよ。そんな歌唱力を堪能するような曲調じゃないと思うんですけど、ただかわいいなあと思いながら聞いているとさきちぃに足元をすくわれます。さやりんとかほのぴにはそういうところを期待したいですね。さすがにさきちぃと歌唱力で並ぶまではいかないですけど、意外性というところでは上回っていると思います。
『シャイニング 愛しき貴方』(カントリー娘。に紺野と藤本)【佐藤・高木・山崎夢】
ここでついにハロプロの赤犬ことまーちゃんが登場してきました。佳林ちゃんが青雉でさくらが黄猿かな。実はまーちゃん、この3人組を考える前に6人ぐらいのユニットで決まってたんですよ。たしかそのユニットはタケちゃんあたりがいて、『白いTOKYO』をやる予定だったんですよ。でもだんだんと進めていって、途中でZYXのオリジナルの映像を見たんですけどそこでやっぱまーちゃんのイメージとは違うかなと思ってそのユニットは解散になりました。『白いTOKYO』が大好きなのでその思いだけで突っ走ってしまった結果ですね。あまりにオリジナルが可愛くてキャピキャピで、もしかしたらまーちゃんはずかしがって真面目にやってくれないんじゃないかとかまで考えちゃって(絶対そんなことはないだろうけど)。あとはシンプルに歌であったり歌唱力を魅せる曲の方が盛り上がるんじゃなかろうかとも思いました。
そんなことを考えていたところ、目に入ったのは将来の赤犬候補、山崎夢羽。これはもうまーちゃんと一緒に歌っているところが見たいと感じ、この二人は確定。2人のユニットが多くなってしまうので3人にしたいと思ったところ、紗友希と3人で歌ったら最高じゃ!と思い3人が決定しました。
曲はシャイニング。自分の記憶では、この曲は夢羽ちゃんが研修生時代に大きく名をあげるきっかけ*20となった曲です。彼女の高く伸びあげる歌唱と曲の相性が抜群なんですよ。研修生の中でも歌唱力に定評があるメンバーと5人で歌ってたんですけど、ほぼ夢羽ちゃんが歌ってますからね。そしてその中にパンダさんがいるというのも感慨深い。そして土居ちゃん...。当時のインパクトは凄かったことを覚えています。しかし今回一緒に歌うのは、パフォーマンス集団ハロプロのトップを走るまーちゃんと紗友希。相手は強敵ですが、BEYOOOOONDSのエースとして活躍するいま、その成長をぶつけるのにはうってつけの相手です。
まーちゃんが歌うシャイニングもめっちゃ見たいんですけどね。"お姉さん"的な雰囲気を醸し出して歌いそう。あと英語上手いから聞きたい。紗友希もこういう雰囲気のある曲を歌い上げるのは得意科目ですからね。半端ない個性のぶつかり合いになりそうです。
ここから残り4組は、ほぼ同時ぐらいの感じで決まりました。まずはこの3人組。
個々の注目はかえでぃーですね。モーニング娘。'20のキーパーソンですから、彼女は。今年大きく躍進すると思っていたんですが、このライブができない現状で彼女の歌声がたくさん聞きたいと思って少人数グループにしました。そして自分にとってはイメージと裏腹だったんですけど、かえでぃーって短くて高いフレーズを歌い上げてる姿がすごくイイんですよ。『人間関係 No way way』の"伝わらない"がまさにそうです。そんなことをイメージしながら3人組の曲を見ていったら『ロッタラ ロッタラ』に決まりました。"胸いっぱいの愛を"をぜひ歌ってほしいですね。
そして残りの2人ですが、直感的なイメージでいうといなばっちょは「かわいい」、小片さんは「クール」な感じだと思います。しかし二人とも、「ロック」を歌ってる時がめちゃくちゃかっこいいんですよ。ロッタラって割とかわいい系の曲かと思いきや、すげー音がロックよりじゃないですか。Buono!の曲には全般的にいえることだとは思いますが。そんなことを考えて選曲しました。
『壊れない愛がほしいの』(7AIR)【生田・石田・太田・橋迫・岸本・秋山・一岡】
この選曲の発想はただ一つ、だーいしと生田の"コンコンコン!"が聞きたかっただけです、はい。というわけでラップパートにスベリーダーズは決定。特にだーいしとかね、すでにどっかで披露してるんじゃないかってぐらい想像つきますし違和感がないですよね。(もしもうどこかでやってたらすみません)そしてもう一人のラップ担当はまおぴん。これは自分だけなのかもしれないけどダンスメンってラップ任せたくなりますよね。でもリズム感ある人多いから、理にはかなってるんだと思います。実はこの曲のラップパートは歌唱パートがないんですよ。ちょっとそこは思うところがあったけど、この3人ならダンスとラップだけでも十分に見せ場を作れると思います。特にまおぴんは楽しみですね。10年選手の2人に食らいついていってほしいです。
なんかね、一瞬あゆみんの『DANCE&CHANCE』見たいなと思ったの。でもこの曲やるとなるとなんでちぇるを入れなかったんだってなりそうだからやめた。
3人に歌唱パートがないということは、逆に言えば他の4人にはたくさん歌唱パートがあるということです。きしもんといっちゃんは研修生から数えるともう7年のベテランですから、もうそこは安心ですよ。カッコよくきめてくれるでしょう。ただ、鈴ちゃんとはーちゃんに関してはちょっとした挑戦でもあるかもしれません。しかも隣では歌唱力ランキングにも入る岸本ゆめのが同じパートを歌ってるわけですから。でも二人の幼くてちょっと舌足らずの甘い声って、すごくこの曲と合うと思うんですよね。特にサビのパートとかで。あれです、ミニモニ。ver*21の加護ちゃんみたいな感じで。なのでここも是非見てみたいポイントの一つ。
『抱いてよ!PLEASE GO ON』(後藤真希)【工藤・岡村美】
はーちゃんと鈴ちゃんが挑戦であれば、こちらも挑戦。若手二人によるデュオです。しかもごっちんの代表曲であり、この曲もシャッフルの定番です。High-Kingでカバーしたやつだったり、愛理と千聖がイベントで披露したやつがすぐ思い浮かびます。ただ二人とも実力はありますから、そのハードルに向かって真正面から挑んでほしいですね。
タコに関してはそのイメージ通りに、もうドストレートにカッコよくやってほしいですね。彼女も度胸たっぷりですよね。だって実力診断で『ROCKエロティック』一人でやるんですよ?あれ一人でやる曲じゃないでしょ。でもそれをやってのけて準グランプリとるんですから。ちゃんとその度胸に実力がついてきてる。
一方みいみは一見そのイメージとは逆の選曲ということになるかもしれないけど、ハロヲタの皆さんならご存じの通りみいみはこういう曲こそ輝く子なんですよ。いや、みいみってイメージカラーってただのピンクじゃなくて、こう、真っピンクじゃないですか。もう画面全部ピンク、みたいな。普段のあの笑顔や仕草、雰囲気から感じるオーラっていうんですかね、そういうのが全部ピンクなんですよ。もちろんかわいい曲やってる時のみいみ最高だよ?でもね、そことのギャップ含めてかっこよすぎるのよ。最高だよね。もう最高。(語彙力崩壊)
『黄色いお空でBOOM BOOM BOOM』(黄色5)【森戸・山﨑愛・竹内・佐々木・谷本・清野】
最後のユニットまで来たところで文字数が自分の大学の卒論の文字数に近づいてきたことに驚愕してる。なんでこれは簡単に数日で書けるのに卒論はあんなに時間かかったんだよ...
きました、名曲of名曲。シャッフルユニットのオリジナル曲としては原点にして頂点。めっちゃ個人的な見解ですが。
そんな名曲ですが、とにかく跳ねてるイメージ。歌ってる人もずっと跳ねながらぴょんぴょんリズム取ってるイメージがあります。メンバーもそういうイメージの人中心です。特にAメロBメロはリズムこまかいですからね。ちぃ、タケ、ももひめあたりはそういうイメージ強いんですよね。歌詞でいうと、
二人の愛 ガソリンがわり
出発進行で BOOM BOOM BOOM
とかのとこ。全文字の後ろにちっちゃい"っ"を入れて書き下したくなりますね。
そしてこのメンバーならとにかく明るく歌ってくれる。でも、元気でまぶしいんだけどさりげなくめちゃくちゃかっこいいっていう。もうこれがハロプロ。This is ハロプロ。恒例の黄色い衣装着てやってほしいです。
いやー、しばらくブログを書く気に慣れなくて書けてなかったんですけど、なんでってぐらいすらすら書けましたね、この記事は。だし、もうすっごく楽しい。もうほんっと楽しい。
話もだいぶ脱線してたし、特に最後の方とか語彙力崩壊しまくってたけども言いたいことが伝わってたらうれしいです。ハロプロに限らず、エンターテインメントにおいてグッとくるポイントってほんと人それぞれじゃないですか。つんくさんの言う「萌え!」もその一種だと思うんですけど。でもそのポイントが比較的近いということがハロヲタの共通項の一つであることは間違いないので、自分が思う「萌え!」ポイントに共感してもらえてないのならそれは日本語力が足りなかったということで。精進します。
めっちゃ楽しかったのでまたやりたいなと思うんですけど、次やるなら時代を変えてやってみたいと思います。例えば娘。はプラチナ期、スマはデビュー年の2010年あたりのハロプロで考えるとか。それで曲は新しい曲をやってもいいみたいな。めっちゃええやんそれ!!
そんなこと考えながら書いてたので、またいつかやるかもしれません。
こんな妄想について考えている時間が有意義なおうち時間といえるのかはわかりませんが、すごく楽しかったです。笑
↓シャッフルの魅力、選び方について書いた前回の記事↓
↓同じ妄想形で、モーニング娘。’20のセトリ妄想↓
↓今年のハロコンのシャッフルコーナーについて語った↓